アールエスアセットマネジメントは、太陽光発電を中心に再生エネルギー事業を展開しています。
現時点で全国78箇所に発電装置の設置実績を持ち、急成長中の会社であると言えるでしょう。
そんなアールエスアセットマネジメントでは、どのくらいの従業員が働いているのでしょうか?
今回は事業概要と共にアールエスアセットマネジメントの従業員についてご紹介していきましょう。
アールエスアセットマネジメントの事業概要について
アールエスアセットマネジメントは、地球環境に優しい再生エネルギーを活用した事業を展開しています。
行っている事業は大きく分けて「アレンジメント事業」と「インベストメント事業」の2つがあります。
まずはアールエスアセットマネジメントの事業概要からご紹介しましょう。
■アレンジメント事業について
若手のアセットマネージャーを中心に、ファンドストラクチャーの構築と運営管理業務が行われています。
太陽光発電は20年間固定買取制度により電力会社の売電することが可能です。
売電する20年間は買取価格が変動しないので、テナント退去や流動リスクがなく、安定した収益を得られます。
アールエスアセットマネジメントは設置候補地の選定から設備設置、メンテナンスまで一括で提携会社に委託しているので、初期コストや資産管理コストを抑えて太陽光発電投資が行えます。
ファンドストラクチャー構築とは、投資家への出資リターンを最大化させるストラクチャーを構築する業務なのです。
一方、運営管理業務とは資産運用や設備などを管理し、保守する業務です。
資産運用や設備メンテナンスの状況などを投資家へタイムリーに伝えられるよう、透明性の高いレポートを作成しています。
■インベストメント事業について
太陽光発電設備を持つ特別目的会社に対して、TK出資(匿名組合出資)を行い、安定した収入の確保をサポートする業務です。
TK出資は複数の投資家が一つの会社に出資し、その資金で資産運用や営業を行い、そこから出た利益を出資した投資家に分配する投資です。
誰が何に投資したのか分からないことから、匿名という名が使われています。
また、この投資のリスクは出資持分だけなので、出資した額以上の負債を追う心配はありません。
この他にもアールエスアセットマネジメントでは、市場調査やコンサルティング業務を通じて、新しい環境ビジネスの構築をサポートしています。
また、大手商社などのパートナー企業と提携し、アジアを中心に環境問題の解決に向けた海外環境ビジネスも行っています。
投資というと利益の最大化が優先されますが、アールエスアセットマネジメントはそれだけを優先に事業を行っているわけではありません。
アールエスアセットマネジメントは「安全かつ安定した電力供給への貢献」という理念を持っています。
再生エネルギーによりクリーンで安定性のある電力供給を日本で実現するために、アレンジメント事業とインベストメント事業を展開しているのです。
アールエスアセットマネジメントの売上・従業員数等について
アールエスアセットマネジメントは全国で太陽光発電などの設置実績がありますが、会社の規模はどのくらいなのでしょうか?
全国で実績があれば、それなりに大きな会社と想像できます。
会社の規模を示すであろう、売上や従業員数を調べてみました。
■アールエスアセットマネジメントの売上
上場企業や大企業は財務内容や経営指数をホームページで掲載していることが多いです。
一方、アールエスアセットマネジメントの場合はそのような資料がないため、どのくらいの売上を上げているかは分かりませんでした。
しかし、現時点で全国85箇所(合計設置容量:約376.5MW)の実績を持っています。
抱える案件も多さから、同業他社に比べて大きな実績を上げていると言えるので、売上も順調だと想像できます。
今後も新しい案件が追加されると思うので、大きな会社に成長する可能性はあるでしょう。
また、大手商社などパートナー企業と共に海外での環境ビジネスも行っています。
国内にとどまらず、海外での発展にも期待できるでしょう。
■アールエスアセットマネジメントの従業員数
アールエスアセットマネジメントの従業員数を調べてみましたが、情報が見つかりませんでした。
そもそもアールエスアセットマネジメントの本社は、東京・赤坂にあるビルのワンフロアとなっています。
そこに全社員がいるとなれば、大手企業と比べると少数になると予想されます。
発電機の設置施工やメンテナンス、金融商品の契約などに関しては自社ではなく、取引先を通じて行われているのでしょう。
アールエスアセットマネジメントの主要取引先には、株式会社SBI証券やSBIマネープラザ株式会社、大和ハウス工業株式会社など大企業の名が挙げられています。
提携会社を通じて業務を行えば、小規模な従業員数でも全国に事業を効率良く展開できるのではないでしょうか?
現時点で採用募集の情報は見つかっていません。
ただ、事業拡大と共に人手が必要となるので、その際は新しい人材確保に動く可能性があります。
その他、気になった点
ここまでアールエスアセットマネジメントの事業概要や会社規模について見てきましたが、まだまだ気になる点があります。
アレンジメント事業はアセットマネージャーを中心に業務が行われていますが、そもそもアセットマネージャーとはどんな仕事をする人なのでしょうか?
■アセットマネージャーについて
アセットマネージャーは金融業界で用いられる言葉で、投資家から集めた資金や不動産を運用・管理する人のことを指します。
日本は1990年代に不動産証券化が普及し、アセットマネージャーのビジネスが拡大していきました。
エネルギー分野においては「O&M」というサービスがあります。
O&Mは太陽光発電設備の点検や不具合の改善など技術的な管理を行うサービスです。
管理するという意味ではアセットマネージャーもO&Mも似ています。
しかし、アセットマネージャーの場合は技術要素を含まない範囲での設備管理や、資産運用の効率最大化、収益最大化などを目的にしているという違いがあります。
どちららかと言うと、オーナーに変わり事務を代行する役割としてアセットマネージャーという言葉が使われているのでしょう。
■アセットマネージャーの主な業務
具体的にどんな業務を担当するのか、一般的なアセットマネージャーの業務を見てみましょう。
【技術的な管理業務】
・パフォーマンス管理
設備のパフォーマンスに問題がないか遠隔監視を使ってのモニタリングや、効率改善案の検討、出力抑制の対応、消耗品管理などを行います。
・メンテナンス管理
定期的なメンテナンスや緊急時のメンテナンスの発注、メンテナンス要員のスケジュール管理、ヘルスケア管理、見学者の対応などを行います。
【ビジネス的な管理業務】
・プロジェクト運営
予算や実績の対比、キャッシュのマネジメント、会計業務、外注業者の管理、経済産業省や固定価格買取り制度に対する対応、印鑑管理などを行います。
・関係者間調整
レンダー(金融機関)や投資家、自治体、住民への対応、売電収入請求書の発行・入金管理などを行います。
アールエスアセットマネジメントも上記のような業務をアセットマネージャーが行っている可能性は高いでしょう。
なお、アールエスアセットマネジメントでは若手のマネジャーが中心となって事業を行っているようなので、会社全体の年齢層は比較的に若いのではないでしょうか。
最近は若手社員の確保が難しいと言われているので、そう考えるとアールエスアセットマネジメントは若者も興味を持つ注目の会社なのかもしれません。
若手アセットマネージャーの活躍がアールエスアセットマネジメントの成長に大きく関わっているのでしょう。