鬼速PDCA!の著者  冨田和成氏について
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「鬼速PDCA!」は10万部を売り上げたベストセラーのビジネス書で、ZUU社の社長を務める冨田和成氏が執筆しました。

これまで冨田和成氏は金融や営業など専門性の高いビジネス書を著書しており、また起業した会社では個人投資家や資金アドバイザーに向けて金融メディアの運用や営業サポートなどを展開しています。

ここでは冨田和成氏の経歴や評判などについてご紹介しましょう。

冨田和成氏について

冨田和成氏は1982年9月に神奈川県で生まれ、高校卒業後は1年浪人して一橋大学経済部に入学します。

小学生の頃はサッカーに打ち込んでおり、プロサッカー選手を目指していました。高校3年生の時にプロサッカー選手のテストに受けるものの合格できず、それでもプロの道を捨て切れずに大学入学後はア式蹴球(アソシエーション式フットボール)部に入ります。しかし、ヘルニアを患ったことでプロの道を断念することになりました。そんな、冨田和成氏は一橋大学在籍中にIN2を立ち上げ、ソーシャル・マーケティング広告事業を展開しました。

2006年に大学を卒業し、その後は野村證券に入社します。入社後はイェール大学のEMBAの短期コースに入会したり、シンガポール経済大学経営大学院を卒業して経営学修士を得たりと、学びに関してかなり積極的だったようです。

また、野村證券は本社の富裕層向けのプライベートバンク部門での業務を従事しており、2010年からシンガポールやタイなど東南アジアでも活躍します。その後、本社でウェルスマネジメント部門に配属となり、2013年に野村證券を退職しました。

野村證券を退職する1年前に冨田和成氏はZUUを立ち上げており、退職と同時に株式会社ZUUを設立して代表取締役社長を務めることになります。

株式会社ZUUの経営だけではなく、多数のビジネス書籍を執筆にも力を入れており、他には母校の一橋大学大学院のゲストスピーカーなどを務めたこともありました。電通国際情報サービスが主催するFIBC(金融イノベーションビジネスカンファレンス)では、2015年にソニー銀行イノベーション賞を受賞していました。

現在は金融の専門家として複数のメディアで連載を持ち、金融業界の中でも知名度の高い人物です。

 

株式会社ZUUの概要・事業内容について

冨田和成氏は株式会社ZUUの創業者で代表取締役社長を務めていますが、どのような事業を展開しているのでしょうか?株式会社ZUUの概要や主な事業内容についてご紹介していきます。

 

【株式会社ZUUとは?】
2013年4月2日に設立された株式会社ZUUは東京都目黒区に本社オフィスを構え、2016年にはシンガポールに子会社を設立しています。

2018年4月末時点の従業員は臨時の雇用者を除き52人で、資本金は準備金を含んで7.9億円のようです。株式会社ZUUの主な事業は個人投資家に向けた金融や経済情報の提供、資産アドバイザー向けの営業支援などのウェブサービスを手掛けています。

冨田和成氏は顧客と金融機関の間にある情報の不透明さを省き、お金に関する悩みを誰でも気軽に解消できる金融市場を目指し、企業に至ったようです。2018年に東京証券取引所マザーズへ上場を果たしています。

 

【主なサービスについて】
株式会社ZUUでは主にどんな事業が展開されているのか、主なサービスを見ていきましょう。

・メディアの運営
個人投資家に向けて金融や経済に関する情報を配信する「ZUU online」をはじめ、初心者や主婦層にも分かりやすい投資ノウハウを配信した「DAILY ANDS」、金融業界の関係者向けに仮想通貨や人工知能などのフィンテック情報を配信する「FinTech online」、経営者に求められるファイナンス関連の情報を提供する「経営者online」を運営しています。ZUU onlineに関しては優れた専門知識を持つライターがメディアを執筆しており、月間600~700本のコラムが配信されているようです。

・フィンテック化支援
金融機関や不動産会社を対象に、マーケティングの効率アップを支援する取り組みを行っています。専門性に優れたデジタルコンテンツやデジタルマーケティングにより、潜在層のユーザーと金融機関をつなぎ、販促や営業業務をサポートしていく事業です。

・ZUU CAREER
金融パーソンのキャリアアップや転職を実現するための支援サービスです。プロのコンサルタントとの個別面談を通じて国内外の豊富な案件を紹介してもらうことができ、金融業界でのキャリアアップを目指せます。現在転職を考えていない人でも、中長期的なキャリア戦略を提案してもらうことも可能です。

 

冨田和成氏が著書の鬼速PDCA!について

冨田和成氏は2016年に「鬼速PDCA!」を出版し、amazonのランキング大賞2017上半期の本部門では6位に入賞しています。10万部を突破しているビジネス書ですが、どんな本なのかご紹介しましょう。

・PDCAを鬼速で回すメリット
PDCAとは計画(Plan)、実行(Do)、検証(Check)、調整(Action)の4ステップで構成されたサイクルであり、古典的なフレームワークとして知られています。このPDCAを高速以上の鬼速で回せるようになることで、業務を遂行する上での迷いや不安がなくなり、モチベーションを維持したまま成果を出せるメリットがあります。PDCAは個別のスキルの取得を早める基礎と考えており、PDCAの鬼速化は英語などの実質的なスキル取得よりも中長期的に見た時の大きな効果に期待できるので、スキルを取得する前に身に付けた方が良いと考えているようです。

・リーダーや経営者の価値も決まる
市場は常に変化しているので、変化の激しい現代で生き抜くために新しい仕組みやサービスをいち早く生み出せる組織力、市場の変化にすぐ対応できる柔軟性が求められます。なので、鬼速PDCAはリーダーや経営者の価値も左右するというのです。鬼速PDCAは冨田和成氏が実践した方法を元に、PDCAを鬼速化する仕組みを詳しく解説しています。キャリアアップを目指す人や成長を望む経営者、チームを任された管理職の方など幅広いに読まれている書籍です。

 

冨田和成氏の評判&競合他社との比較

冨田和成氏はどんな評判があるのか、社員の口コミや競合他社との比較から実証していきましょう。

 

【社員からの口コミ】

社長業は、社員が知らないような困難に直面している瞬間が多かったと思うが、どんな時でも明るく、笑わせて下さったり、気にかけて下さったのは、本当に有難かった。入社した社員の多くが、「社長の魅力に惹かれました」と言っているのも納得するほど、素晴らしい経営者だと思っている。

 

野村證券では最年少記録を出し続けた冨田和成氏の経歴に惹かれて入社される人は多いようで、さらに人間性の良さにも高い評価が向けられています。大きな企業になるほど社長と社員の距離は遠くなる傾向にありますが、冨田和成氏は社員と近い距離でいることを心掛けているようです。例えば、毎月開かれる「下克上ランチ」ではランチを通じて社員が経営陣に色々な話をぶつける機会を設けています。もちろん冨田和成氏も下剋上の対象となっており、社員一人ひとりの意見を受け止める姿勢を持っているようです。

 

【競合他社との比較】
競合他社には金融メディアを展開するモーニングスターなどがありますが、ほとんどに企業はWebメディアに特化した企業が多く、ファインテック支援のコンサルティングを行う企業は大手以外だと少ない印象です。ただ、大手企業はメディアとコンサルティングを子会社で分けていることが多いので、まとめて行っているのは株式会社ZUUぐらいかもしれません。

また、会社の規模が大きいほど社員と社長の距離は大きくなり、不平不満が起きやすいのですが、中小規模で展開している株式会社ZUUは冨田和成氏と社員の距離が近いところも競合他社との違いではないでしょうか。社員が意見を発言しやすく、また冨田和成氏からのアドバイスを受けやすい距離感だから円滑な業務ができるのだと考えられます。

株式会社ZUUはマザーズに上場しているということは、一定の業績をあげ社会的な信頼や評価を得ていることを指します。まだ成長段階の企業ですが、冨田和成氏の采配により東証二部や一部への変更にも期待できるでしょう。冨田和成氏はビジネス書をいくつか出版しているので、興味のある方はそちらもぜひ読んでみてください。