企業に縛られない働き方!?本当に自由なの?稼げるの? フリーウェブデザイナーの中井昌暁さんに聞いてみた!
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1.中井昌暁さんのプロフィールと経歴

フリーのウェブデザイナーとして活躍する中井昌暁さんを取材しました。

アウトドアや男の創作料理を嗜む姿が印象的で「生まれたときから自由人?」「テキトーな人?」と思いきや、「いや、僕はなかなかの苦労人ですよ。」とのこと。

まず、そんな中井昌暁さんのプロフィールと経歴について紹介していきます。

中井昌暁さんの学生時代の道のり

幼い頃から絵を書くのが上手く、小中の絵画コンクール入賞の常連だった中井昌暁さん。「絵や美術や図工については両親も先生もものすごく褒めるから、あの頃自分は天才だと思ってたよね。将来の夢は画家でしたよ。」と当時を振り返ってくださいました。「○○町のピカソ」と呼ばれてもいたそうです。

そして意気揚々と関東の美大へ入学。夢のキャンパスライフと思いきや…。

「学校が山の中で都会らしい遊びはほとんどなかった。厳しい研究室に入っちゃって、課題に追われていました。合コンとかもほとんど行かなかったし。ただアウトドアサークルに入ってたから、キャンプや登山で気分転換はしていたかな。」

「課題がない期間は山にずっといたし、面倒くさがって風呂には入らないし、カッコつけて変なファッションだったし、変なヒゲだし、女の子にはモテなかったな。」

今のダンディーな雰囲気の中井氏からは想像がつきませんが、そんな青春時代もあったそうです。

 

中井昌暁さん大学卒業後の道のり

そんな野性味あふれる美大時代を経て、大学卒業後はWEB制作会社に入社しました。「美大時代にWEB制作の経験はほとんどなかったのに研修などないまま配属になりました。周りは情報処理系の大学や専門学校出身の経験者ばかりの中でWEBを勉強しました。テストとかあったわけじゃないけどあったら絶対にビリは僕だったと思う。必死に勉強してWEBの知識が後からついてくるようになってからは、デザインのスキルを活かして仕事ができるようになって楽しくなってきましたね。」

その言葉の通り持ち前の根気でWEBをみっちり勉強し、かつ技術の変化にもしっかり対応できる中井氏は元々のデザインスキルもあり、仕事がひっきりなしに来るようになりました。しかしそれに伴い仕事量が増大し、終電どころか始発帰りも日常茶飯事。そんな忙しすぎる日々を過ごす中、中井昌暁さんに転機が訪れます。

「彼女との約束の日にどうしてもやらなきゃいけない仕事があってデートをドタキャンしちゃったんだよね。それまでは彼女には仕事のことを理解してもらえてると思ってたんだけど、その時だけじゃなくて何度もドタキャンしすぎてフラれちゃって。その時に自分何やってるんだろう、ずっとこんな働き方してたらダメだ、って猛烈に思ったんだよね。」

それから、自分の働きたい時間に働き、休みたいときに休めるような働き方がないのか、自分で調べ始めて、フリーランスの道を目指すことになります。

 

しかし、中井昌暁さんはフリーランスになると決めてからすぐに退職届を突きつけた、というわけではなかったそうです。「フリーランスになった先輩がいて話を聞いたら最初は稼げないぞ、と言われたのでまず貯金、そして会社にいるうちに経験できることはしなきゃいけないと思って、あと1年、と決めて働きました。目標意識を持って働くことができたので、職業人としてすごく充実した時間を過ごせました。」

そしてちょうど一年後に退職を願い出て、職場の上司からの引き止めにあいつつも円満に退職します。

「僕は会社員からフリーランスになりたい人の相談を受けるんですが、辞めると決めたらすぐ辞めたいと思うかもしれないけど、その会社にいるうちにできることはないか一旦考えた方がいいよ、と僕はすすめています。企業に所属していないとできないことってたくさんありますから。そして計画をちゃんと立てて最短時間でやりきる!さらに言うならフリーランスになっても大丈夫な自分であるように就職したタイミングから意識を持って取り組めると尚良いですね。僕も最初からそうしていればもっと早く辞められたのにな、って思う(笑)。」

と笑いながらアドバイスしてくれました。

 

 

2.フリーランスという生き方とは

そんな会社員時代の紆余曲折を経てフリーランスのウェブデザイナーとしてのキャリアを歩み始めた中井昌暁さんにフリーランスになってからのお話をお聞きしました。

 

フリーランスは時間が自由!しかし自由すぎるがゆえの失敗も

晴れて会社を退職しフリーランスになった中井昌暁さん。しかし待っていたのは思いもよらない最初の挫折でした。「いつ起きていつ寝てもいいっていう状況に甘えて、最初ちゃんと仕事がうまくできなかったんだよね。」と時間の使い方が会社員時代と違い戸惑ったそうです。

いろいろ試行錯誤した結果、朝早起きして重要な仕事を終わらせるスタイルが一番合っているのに気づいたそうです。「基本の時間は8時からと決めつつ、効率悪いときには途中で切り上げたり、ノッてるときは時間を伸ばしたりして調整はしています。そこはフリーランスでよかったところです。あと自宅でアイデアが浮かばないときは、気分転換にカフェで作業したり、ジムで運動したり。そこは皆さんの想像するフリーランスっぽい感じかもしれません。」

カフェで作業ができるのはすごく羨ましいです!でも時間については意外ときっちりなんですね!

他に困ったことなどはないか聞いてみたところ、

「新しいクレジットカードの審査がフリーランスだと本当に通らない!絶対会社員時代に作った方がいい!」と力説していました。中井氏ほどのスキルがある方でもクレジットカードやローンを組む時などはご苦労があったようです。

 

フリーランスになってからの仕事内容は?

フリーランスになってからの中井昌暁さんの仕事内容ですが、WEBデザイナーとして複数の企業と契約をしているのが仕事の軸となっているようです。主にWEBサイト全体のデザインや画像やロゴなどの制作にあたっています。前に勤めていた会社つながりでご依頼いただいている企業もありますし、単発で受けた仕事から長期の取引につながった案件もあります。

またフリーランスになって業務の幅も広がり、有名なスマホゲームのデザインなども手がけられたそうです。初めての挑戦で大変でしたがやり甲斐があったそうです。

「基本的には会社員時代の経験を活かしてできることをやっているし、それを期待されていると思うんだけど、面白いと思った仕事は時間の許す限り挑戦するようにしています。新しい仕事に出会うためにも人脈は大事にするようにしています。」とのこと。

また、発信力も高めていきたいとのことでブログの執筆活動や情報サイトの構築にも挑戦しており、自らをメディアとするべく邁進されています。自身でもサイト運用をしており、月510万円ほどの収益を生み出しているそうです。

 

降ってくる無理難題!?フリーランスと企業の間の力関係とは?

中井昌暁さんはフリーランスになってから会社員時代は営業担当の方にお任せしていた顧客折衝を自ら行うようになりました。様々な企業や企業担当者と直接やり取りする中でいろいろと気づいたことがあったようです。

「値段を極端に値切る業者や、ちゃんとデザインの依頼を握ってこないまま発注した挙げ句に簡単にデザイン修正を依頼してくる担当者など困った人たちにも自分で対処しなくてはならず大変でした。怒りたいこともありましたが、この業界狭いし、これで悪評が立つのは嫌だし今後の付き合いもあるから…と言い出せず我慢する日々でした。」

無理を言ってくる人はどこの業界にもいるんですね!しかし中井氏の技術に惚れ込んで指名で仕事をくださる企業の方もたくさんいらっしゃるそうです。

「フリーランスの人間の仕事ぶりをちゃんと見て、しっかり礼をもって扱ってくれる企業に対しては我々もちゃんと報いたいと思います。まあじゃないと手を抜くぞ、というわけではないんですが…。でもそのお互いを尊重する関係性なくしてよりよい成果物は上がってこないと思いますね。また、どうしてもフリーランスは立場が弱くなりがちです。対等な関係を築くためには僕たちの技術的なスキルや提案力を上げて付加価値を高めていくことかな、と思います。ひとつひとつの仕事が他のフリーランスの人の地位向上に影響するぞ、と責任を感じながら仕事をしています。」

と語ってくださいました。企業側もフリーランスを格下、下請けと捉えない姿勢が大切ですね。

 

3.現在の中井昌暁さんは

そんな仕事への真摯な姿勢が評価されてか、中井昌暁さんは会社員時代よりも多くの収入を得ているそうです。

「時間はできるけど稼げないよ、って先輩に言われていたのですがおかげさまでなんとかやっています。時間も上手く使えるようになりましたし、ちゃんと彼女とのデートにも今は遅れずに行けています(笑)今の人生の満足度はすごく高いですよ!」そう明るく話してくださいました。

「フリーランスになってからジムで身体を鍛えてて、どこか海外の山への登山を検討しているんです!」と仕事以外の夢も語ってくださいました。元気すぎる!!!

仕事ぶりはまさにプロフェッショナルでフリーランス街道を爆走し、活き活きと仕事をされている中井昌暁さんにお会いして私もつられて元気になれました!これからの活躍も期待しています!