【真相】TATERUが東証一部に上場できた理由
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こんにちは!

本日は、TATERUが上場できた理由について取り上げてみます。

2006年に設立してから10年も満たないうちに株式上場を果たしているTATERU。

今回は、マザーズ、東証一部への上場を果たせた理由や、それにつながる事業の特徴などをご紹介していきます。

 

 

TATERUについて

株式会社TATERUは、リアルとテクノロジーを組み合わせたリアルエステートテックを中心として、日本最大級のアパート経営プラットフォームを展開しています。

不動産業界において新しい革命となる仕組みを展開するTATERUについてご紹介していきましょう。

 

■TATERUの会社規模・沿革等

株式会社TATERUは2006年に設立した会社で、IT技術と不動産を組み合わせて新しいサービスを展開しています。

東京都渋谷区に本社を構えていて、仙台や大阪、名古屋や福岡にも支店があり、さらにオフィスは千葉や埼玉、神奈川や神戸、熊本などにもあります。

ただ単に不動産を取り扱っているのではなく、そこにIoTを組み合わせることで、多くの利便性を持たせたサービスを展開しており、不動産に特化したプラットフォームの開発や運用を積極的に実施しています。

株式会社TATERUは、不動産とITを組み合わせたいわゆる「リアルエステートテック」事業を展開する企業として早い段階で注目を集めていました。

これまでの不動産業界において改善できなかった問題点をいくつも解決させるだけでなく、業務フローの改善や、消費者に多くのメリットを提供しているのです。

起業当時は、在庫を持つ従来の方法で不動産業を営んでいたのですが、リーマンショック以降、今までの不動産業界全体を見直していく中で、従来の方法は効率的ではないと判断し、現在のような不動産にテクノロジーを組み合わせたサービスを取り扱うようになっていきました。株式会社TATERUの事業展開が不動産業界に多くの進化をもたらしてきたと言っても過言ではないでしょう。

 

■不動産の常識を変えたTATERUの取り組み

今まで不動産業界では、土地などを在庫として持つことが資産になるという考えをしていました。

実際に株式会社TATERUでも、企業当時は在庫として多くの不動産を持っていたのですが、リーマンショックが起こったことで不動産業界は大幅に落ち込んでいき、大きな打撃を受けてしまいました。

大きな金融危機の中、今までの方法ではまた同じようなことが起こった場合に乗り越えられるか分からないと感じ、IoTを活用した技術を不動産に取り入れていったのが急成長したきっかけになりました。

最初はこのようなビジネスモデルを採用している不動産がなかったため、理解が得られなかったのですが、IoTを活用したビジネスモデルは有益であり、多くのメリットが生まれることを伝え続けた結果、理解を深めていくことができたのです。

これは不動産業界の常識を変えただけでなく、株式会社TATERUの急成長のきっかけになったことで、9年後には東京証券取引所マザーズに上場することになるほど成長しました。

 

 

TATERUが他の企業と違ってスピード上場できた理由

株式会社TATERUが設立から9年後の2015年、東京証券取引所マザーズに上場することになりました。

その翌年には、市場を変更して東証一部に市場変更しています。

たった9年で上場できたのは驚異的なスピードと言えますが、なぜ他の企業と違って短い時間で上場できたのでしょうか?

 

■株式会社TATERUの上場理由

株式会社TATERUが、このような素早い上場を実現させた理由は何でしょうか?

その主な理由は、急成長の業績が大きく関係していると考えられます。

株式会社TATERUでは、不動産業界の弱さを強さに変えるために、2010年に本格的に業務転換を行っています。

不動産業界では当たり前に行っていた営業を見直し、無駄が起こらないようにWEBサイトに力を入れて、そこから効率よく販売できる形を取り入れていきました。

これによって、WEBサイトから不動産に興味のある人が、簡単に問い合わせできるようになるだけでなく、契約もスムーズに行えるようになることで、無駄な営業活動が不要になるといったメリットにもつながっていきます。

 

しかし、業務の効率化だけでは成長しません。そこで、取り扱う物件は量産性を重視せず、テーマに沿って理想的な物件のみを提供していくことで、独自の物件として確立していくことができました。

 

インターネットを活用した土地とユーザーのマッチングサービスや建物の受注生産によって新たな不動産ビジネスを確立していき、唯一無二のサービス展開ができるようになっていきました。

リーマンショックによって大きな打撃を受けてしまっても、そこから今までのビジネスモデルや不動産業界の常識を見直して独自の取り組みを続けたことが、スピード上場につながったということでしょう。

 

 

IoTによる不動産管理とスマートホームを融合

TATERUはIoTを活用することによって、不動産管理とスマートホームを融合し統括できるように取り組んでいます。

不動産経営において賃貸物件の管理は必要不可欠となりますが、管理は想像以上に難しく、手間となることが多いです。

そこで、TATERUが進めてきたIoTを活用した不動産管理が活躍します。

では、IoTによる不動産管理とスマートホームとは一体どのようなものなのでしょうか?

 

■不動産管理とスマートホームの融合とは?

TATERUでは、不動産管理とスマートホームを融合するために、最先端のIoT技術を賃貸物件に取り入れています。

スマートホーム化することは、入居者だけでなく不動産を管理するオーナーにも大きなメリットを与えてくれます。

TATERUのIoT技術を取り入れた不動産管理は、土地のマッチングだけでなくアパートの建設、アパート経営のサポートなど、全てをIoTで網羅することが可能です。

不動産管理とスマートホームをIoTでつなぐことにより、それを実現しています。

 

■TATERUの提案するApartment kitとは?

TATERUの提案しているApartment kitとは、不動産管理を行う賃貸物件のオーナー向けに開発されたアプリです。

Apartment kitには、チャット機能が付いているため、従来のような電話やメールでの空室確認の手間を省き、管理会社とすぐにコンタクトできるようになりました。

TATERUには多くの不動産実績を持つコンシェルジュが在籍しており、そのコンシェルジュにApartment kitから不動産管理について相談しやすい環境が作られています。

また、Apartment kitは物件の空き状況などを簡単にチェックすることができます。

そのため、不動産管理・経営においてのアパートの稼働率などを簡単に確認できるのです。

そして、そのアプリを活用することで、周辺にある他の賃貸物件と大きな差を生み出せるでしょう。

自分の管理する賃貸物件の周辺の家賃相場や人口密集度などをデータ化し、すぐに確認できるため不動産経営においても有益なアプリと言えます。

他にも、入居者募集などの流れを円滑に進められます。

これは、通常電話やメールでの空室状況の確認から入居までの連絡を電話やメールでなくApartment kitを活用することで簡単にできるのです。

 

不動産管理とスマートホームをIoT技術でつなぐことで、より簡単に不動産管理を行っていくことが可能となるでしょう。

 

 

Robot Homeによる最先端の開発事業

Robot HomeはTATERUの子会社であり、主にIoTデバイスの開発を行っている会社です。

Robot Homeが最先端のIoTデバイスを開発することで、より暮らしやすいスマートホーム、管理しやすい不動産賃貸を実現しています。

では、そのRobot Homeによる最先端のIoTデバイスとはどのようなものがあるのか、ご紹介していきましょう。

 

■入居者のための最先端IoTデバイス

入居者のためのIoTデバイスはいくつかありますが、代表的なものをご紹介していきます。

まずは、CENTRAL CONTROLLERです。

CENTRAL CONTROLLERとは、主に入居者の入居時から退去までのあらゆるサポートを行うためのタブレットとなっています。

CENTRAL CONTROLLERをあらゆる家電やデバイスに接続することで、入居者に合わせたサービスを提供することができます。

また、このCENTRAL CONTROLLERは身近なコンシェルジュという役割も持っており、入居者に寄り添い、より快適な住まいを作り上げることができるでしょう。

 

次は、NATURE SENSOR REMOTE CONTROLLERについてです。

NATURE SENSOR REMOTE CONTROLLERとは、家電などの操作を離れた場所からでも行えるIoTデバイスです。

外出先からでも家電を操作できるため、帰宅に合わせてエアコンを作動させ、室内温度を調節することが可能となっています。

自宅にいる時には、テレビを消したりエアコンをつけたりと、生活動線を短くすることが可能となります。

入居者が快適な暮らしを実現するためのIoT技術が満載となっているのです。

 

■オーナーのためのIoT技術も開発

TATERUが手掛けているTATERU Apartmentというサービスは、土地探しからアパート建設のための設計や施工、完成後のアパート経営サポートまでを全て網羅しているサービスとなっています。

このサービスを活用することで、不動産賃貸経営・管理における面倒なことを大きく削減しているのです。

初めて不動産管理を行う人でも簡単に経営・管理を行えるため、TATERU Apartmentを導入する人は今後も増えていくと予想できます。

他にも、Apartment kitというアプリを利用することで賃貸物件の管理もしやすくなりました。

 

これらの開発を手がけるRobot Homeは、最先端のIoT技術を提供することで、入居者のより良い暮らしを実現するだけではなく、オーナーの経営・管理などにも大きなメリットを与えているのです。