
荒井正昭氏が社長を務めるオープンハウスが「やばい」「ひどい」と噂される理由とは?残業の有無や社風、年収などの実態や住宅の保証制度や性能などについて、その実態や口コミ評判などをまとめているページです。
Contents
オープンハウスとは?まずは会社概要をチェック
なぜ、オープンハウスはやばい・ひどいといわれるのでしょうか。
まずは、会社概要や事業内容をみてみましょう。
商号 | 株式会社オープンハウスグループ(2022年1月株式会社オープンハウスより商号変更) |
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代表者 | 荒井 正昭(代表取締役社長) |
創業 | 1997年9月 |
本社所在地 | 東京都千代田区丸の内2-4-1 丸の内ビルディング12階 |
従業員数 (連結) |
4,080名(2022年3月末時点) |
資本金 | 200億7,008万円 |
事業内容 | ・不動産売買の代理・仲介事業 ・新築戸建分譲事業 ・マンション・ディベロップメント事業 ・不動産投資事業 ・不動産金融事業 |
グループ企業 | ・株式会社オープンハウス ・株式会社オープンハウス・ディベロップメント ・株式会社オープンハウス・アーキテクト ・株式会社ホーク・ワン ・株式会社プレサンスコーポレーション 他7社 |
上場取引所 | 東京証券取引所 プライム市場(証券コード 3288) |
オープンハウスは、1997年9月に荒井正昭氏によって創業された総合不動産グループ。
現在も荒井氏が代表取締役社長を務めています。
社員数は、4,080名(2022年3月末時点)、2022年には売上9,526億円を達成。
上場している不動産会社115社のうち、第5位の売上高を記録しています。
また、オープンハウスハウスといえば「東京に家を持とう。」「好立地、ぞくぞく。」「便利地、好立地。」といったキャッチーなコピーと人気俳優を起用したユニークなテレビCMもおなじみ。
2023年の最新CMでは、キムタクこと木村拓哉さんがCMキャラクターを務めています。
名実ともに日本を代表する不動産会社の1つといえる同社。なぜ、「やばい」「ひどい」といわれるのでしょうか?
その理由を口コミ評判をもとに検証してみました。
オープンハウスの家の住み心地はやばい?口コミ評判をチェック
もし、オープンハウスへの就職、転職を希望しているとするならば、自社でどのような商品を扱っているのか、それはお客様に胸を張ってお薦めできる商品なのかどうなのかはどうかは働く上で重要なはずです。
オープンハウスの注文住宅や建売住宅を購入した方の口コミ評判を調べてみました。
結論を先に言うと大変満足しています
「住んで2か月足らずなので、家の耐久性については分かりませんが、生活空間としては快適です。まず、音についてですが、外部の音は全くと言っていいほど聞こえません。これは周辺環境に依存するところが大きいので、皆さんの参考にはならないと思いますが、同じオープンハウスのお隣さんの生活音は皆無です。標準のアルミサッシの窓でも遮音性は高いようです。
次に日当たりについてですが、2階リビングはやはり明るいです。我が家は南東向きのため、夕方まで照明要らずというわけにはいきませんが、14時ころまでは照明なしで十分な明るさです。逆に1階は朝でも薄暗いのですが、そもそも水回りと納戸しかないため、そこまで気になりません」引用元
都心だからこそ気になる遮音性や日当たりについては、問題なく「大変満足している」しているという購入者の声です。
「待機児童がゼロの杉並区で駅からも比較的近く、予算的にも想定した範囲内でしたので、希望通りの物件でした。ただ当時は既存住宅がまだ建っていて、我が家の姿があまり想像できませんでした。そこで似たような地形の事例を見学させていただいたところ、具体的なイメージをつかむことができました。物件の数が豊富で事例をすぐにご紹介いただけるのは、オープンハウスさんならではのメリットだと思います。最終的には物件をご紹介いただいてから1、2週間で契約に至りました。オープンハウスさんの家はセミオーダーというのがいいところです。ただしそれは図面だけで空間をイメージしながら進めなくてはならないという難しさもありました。そこで私たちはわからないこと、迷ったことは何でも設計担当者の方に相談し、プロのアドバイスに従うようにしました。オープンハウスさんは実績が豊富なのですぐに事例写真を見せてくれましたし、とにかくレスポンスの速いことには助かりました」引用元
都心の好立地の新築かつ戸建て物件は希少ということもあってか、契約までスピーディーなことも多いようです。
オープンハウスの家はなぜ安い?その理由とは
オープンハウスの強みの1つが価格のリーズナブルさ。
価格が安い=性能が劣るのでは?と思う人も多いはずです。
オープンハウスの住宅がリーズナブルな理由は、土地の仕入れからデザイン、企画、設計、建築、販売までのすべてを自社で一貫しているから。
外注の際には発生する余分なコストの削減が可能なため、高品質な住宅を低価格で実現しています。
また、狭小地の家は建物自体もコンパクトになるため、全体の価格を下げることができます。
オープンハウスの坪単価は安い?高い?
オープンハウスの坪単価は「45万円~65万円 」前後。平均的な価格といえるでしょう。
しかし、都心の狭小地の土地を活用した戸建てをメインに扱っているため、
坪単価に換算するとさほど安くはないと感じてしまう人もいるかもしれません。
耐火や耐震などの性能がやばい?保証制度が手薄?
マイホームは少しでも長く住みたいもの。しかし、予期せぬ火災や台風、地震などで家が損壊してしまう可能性もゼロではありません。そんな時に心強いのが保証制度です。
オープンハウスの新築建売住宅・注文住宅の保証制度は以下となります。
地盤保証制度 | 【保証額】最高5,000万円 【保証期間】最長20年間(完成引き渡し後) |
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建物保証制度 | 【保証期間】 ●10年保証 構造耐力上主要な部分「基礎・柱・梁など」と雨水の浸入を防止する部分「屋根・外壁など」 ●2年保証 クロス等仕上げ関係 |
※2023年4月現在
決して手薄というわけではなく、一般的な保証内容のようです。
しつこすぎる?営業電話がやばい?
不動産業界では、販売促進の方法として昔から電話営業が主流です。
オープンハウスも電話での営業を行っています。この電話営業を「しつこい」「ひどい」「迷惑」と感じていると思われる口コミ評判がネット上には複数存在します。
営業電話をストップさせる2つの方法
電話での案内を停止するには、以下の2つの方法があります。
1.お客様相談室に問い合わせる
オープンハウスは、電話もしくはメールで問い合わせが可能な「お客様相談室」を設けています。
この窓口に問い合わせることで営業電話がストップできる可能性は高いはずです。
また、契約の変更や解約などもこのお客様相談室から問い合わせることが最も確実でスムーズです。
〈お客様相談室はこちら〉
https://oh.openhouse-group.com/form/soudan/
2.WEB会員を退会する
また、WEB会員向けに電話案内をすることもあるようです。
このWEB会員を退会すれば電話案内はストップします。
WEB会員に登録していて、電話での案内が不要な場合は、つぎの手順に沿って退会手続きを行ってください。
①WEB会員ページを開く
以下のURLにアクセスして、登録しているメールアドレスとパスワードを入力してログインします。
https://oh.openhouse-group.com/kanto/login/
②会員ページから「お問い合わせ」をクリック
会員ページから赤枠の「お問い合わせ」をクリックします。
③以下のページが開いたら、赤枠内の「退会ページ」のリンクをクリック。
④退会ページからページ下部の「退会する」ボタンをクリック。
退会理由を選択し、「退会する」というボタンをクリックすれば、退会が完了します。
オープンハウスに就職はやばいのか?現役・元社員の口コミ評判から検証
ネット上には、オープンハウスに関するさまざまな噂が存在します。労働環境や社風、年収について、本当にやばいのかを元社員や現役社員の口コミ評判を調べてみました。
残業や休日出勤についての口コミ評判
「この3、4年で大きく会社が変わり、平社員だと完全週休2日制に近く(祝日のある週など勤務日に変化があります。)、冬期休暇で約1.5週間、夏季休暇約1.5週間、GWの振り替え休暇1週間、休暇があります。また平日の出勤時間は11時と従来の出勤時間よりも2時間ほど遅くなり、かなりプライベートにも時間が取れる制度になりました。残業も契約業務以外は原則禁止、社内、車内どちらともカメラがついており、深夜残業、早朝出勤をすると会社から厳罰があります」引用元
「最近就業規則改定もあり労働時間の短縮、公休日の増加、申請なしでの休日出勤の禁止などが始まった。今までは仕事で成果を上げる為に、誰よりも長時間働くなどの考え方もあったが、就業時間管理の厳格化により、短い労働時間で今まで以上の成果を求められる為、個人個人が勤務中の密度を上げ、生産性向上を意識しなくてはならない。申請なしでの休日出勤が禁止となり、メリハリをつけて仕事とプライベートのバランスを取ることは可能です。出産時や身内に何かあった場合には立ち会いや面会には行きやすいです」引用元
年収・給与についての口コミ評判
「年齢に関係無く、結果を出せばすぐに役職や給料に反映される点がいい。評価制度に関しても、年4回の昇給昇格のチャンスがあり、20代でもどんどん役職も上がって、20代部長とかも目指せる環境が上を目指したい人にとってはかなりいい環境かと思う。街中での物件の案内が、最初慣れるまで少し大変かも知れないです。慣れればあまり気にならなくなります。ある意味実力主義なので、結果を出せないとなかなか給与も上がらないかも。ですが、基本継続的に頑張ればそれなりにもらえる環境ではある」引用元
口コミ評判からも給与や年収は年齢に関係なく、完全な実力主義であることがわかります。
「一言で言うとやればやった分だけしっかり評価してもらえる。不動産業界は稼げる時は稼げるけど成果が出ないと全く貰えないイメージがあったが、固定給が多い為、安心感もあり成果を出すことに専念できる。年功序列の文化がなく20代でも部長職がいるなど年齢、学歴、前職など全く関係なく自分の成果のみ評価してもらえる」引用元
オープンハウスの平均年収は688万円
転職・就職のための情報プラットフォーム「OpenWork 」によると、オープンハウス社員の平均年収は688万円。(※回答者184人)
年収範囲は300万円~1500万円。営業職は20代でも年収600万円台の人がほとんどのようです。
新卒でも営業は基本給が30万円と高い水準ということに加え、歩合がプラスされるため、頑張り次第で高収入が期待できるはずです。
体育会系?社風についての口コミ評判
「世間からのイメージ通り実力主義の会社です。やる気のある人材を広く受け入れ、結果に報いる徹底した評価体制ができています。出る杭が打たれるような日本らしいの文化とは乖離しているので、成長したい人や若いうちから大きな仕事をして稼ぎたい人が多い印象です。そのため年齢と関係なく出世ができるので部下が年上というようなことも多々起きますが、それをネガティブにとらえている人も殆ど見当たらず、フェアな競争関係が築けていると思います」引用元
完全な実力主義であるものの、フェアな競争関係が築けているという点から、人間関係も良好な環境といえるのかもしれません。
「社員の熱量がかなり高く、職場は常に活気にあふれている。不動産業界の中でもトップクラスの活気だと思う。
出社時、退社時は大きな声で挨拶をするとか、小走りで移動したりとか、体育会系のノリもある。若い社員も多い。こんな情熱の高い職場で過ごしていれば、どんな人でも自然と彼らと同じ「やる気や活気に満ちた状態」に染まっていくが、もとから情熱のある、エネルギーが溢れる人が多く集まってくるようにも思う。自分のモチベーションが落ちている時でも、元気を貰える」引用元
活気ある環境で働くことで自然と自分も高められるようです。
「社長が一代で作ったワンマン企業。だが社長はカリスマもあり、辛くて辞めていく社員でさえ、社長のことを悪く思う人間はそんなにいないのではないかと思う。先を見通し、不動産業界で日本一になることを強く目標として掲げているのでそれに感化され着いていこうと頑張る社員が非常に多い。
かといって右だ左だとすぐに言うことを変えるわけではなく、多角的に事業を展開し、適材適所に社員を抜擢するので、これからも成長する企業だと感じさせられる」引用元
オープンハウスの創業者であり、現在も代表取締役社長を務める荒井正昭氏の経営手腕の高さやカリスマ性に惹かれて入社する社員も多いようです。
オープンハウスの社長・荒井正昭氏はどんな人物?
社員の口コミ評判にもあるように、オープンハウスを創業し、一代で大企業へと成長させたのが、現在も代表取締役社長を務める荒井正昭氏です。
●氏名:荒井正昭(あらいまさあき)
●生年月日:1965年(昭和40年)10月29日 満58歳 ※2023年4月時点
●出身地:群馬県新田郡藪塚本町(現在の群馬県太田市)
●学歴:群馬県立桐生南高等学校卒業
●資産:2,460億円※2022年版「フォーブス世界長者番付」参照
●家族:妻・息子
荒井正昭氏は18歳の時に故郷である群馬から上京。大学受験のための予備校に通学するも東京の生活の楽しすぎたのか2浪しています。
母親に帰郷を促された荒井氏は一念発起し、幼少期からの夢であった司法書士を目指します。
そして、専門学校の学費を稼ぐために株式会社ユニハウス(不動産会社)に入社。当初はうだつが上がらなかったものの、入社3年目に「トップを目指してみよう」と決意し、その年に見事、営業マンのトップに。
ユニハウスを退社するまでの10年間、トップの営業マンとして活躍し、1997年9月に株式会社オープンハウスを創業。
郊外の広い家よりも、狭くても都心にある駅近の家が欲しいという潜在的なニーズを掘り起こすことに成功したことで、売上げを飛躍的に伸ばし、創業16年にして東証一部への上場を果たします。
近年は、日本の投資家向けにアメリカ不動産事業を展開するなど、現状に満足ぜず、さまざま事業を次々と展開しています。
時代のニーズに合わせてDX(デジタルトランスフォーメーション)化も推進
また、荒井正昭社長が率いるオープンハウスグループは、DX(デジタルトランスフォーメーション)化を推進しています。
3D展⽰場や資料作成の⾃動化アプリ、オンライン設計相談など、デジタル技術を活用し、同社の強みとする製販⼀体の体制をバックアップする独⾃のシステムを多数構築。
2022年5⽉の宅地建物取引業法改正後にはいち早くペーパーレス契約を開始し、その契約件数は累計3000件を突破しています。
不動産業界において当たり前だった「紙中⼼の商習慣」をデジタル化することで、業務効率だけでなく、顧客の利便性も向上しています。
こうした時代や顧客のニーズを汲み取り、スピーディーに実行することもオープンハウスグループの強みの1つといえるでしょう。
新会社「株式会社かぜ」を共同設立!地域共創をテーマにSDGsの達成に取り組む
また、同社はSDGsの達成に取り組んでいます。
オープンハウスが掲げるテーマは「地域共創」。地方の「人」や「仕事」の循環を活性化することで、街と人の流れを作り、仕事を生むことが次世代に豊かな日本を残していくために重要であると考えています。
この「地域共創プロジェクト」の一環として、2023年7月には、地域共創事業を展開する新会社として「株式会社かぜ」を設立することを発表しました。
株式会社かぜは、北海道⼗勝地域で地域共創事業を展開する「株式会社そら」との共同設⽴。
寄附⾦などの仕組みを活⽤し、十勝での地域共創事業に今後3年間で約10億円規模の資⾦提供を予定しています。
【結論】オープンハウスに就職はあり!
オープンハウスがやばいと言われる理由について、口コミ評判などを調査しました。
ネット上の噂通り、体育会系の社風であることは確かですが、年齢に関係なく成果は必ず評価されるという明快な風土であり、それに対し不満を抱く社員はいないようです。
また、以前は残業や休日出勤もあったようですが、現在は働き方改革が進み、労働環境は大きく改善されています。
現在は2025年度新卒を対象としたインターンシップも募集しているので、就職を希望している学生は参加することで会社の雰囲気や業務内容をより深く理解できるはずです。
オープンハウスは「成果をきちんと評価されたい」「高収入を目指したい」「ワーク・ライフ・バランスを重視したい」「尊敬できる経営者や上司がいる環境で働きたい」と考えている人にはマッチする企業といえるでしょう。