こんにちは!
本日は、UTテクノロジーについて取り上げてみます。
皆さんはUTテクノロジーがどんな企業かご存知でしょうか?
UTテクノロジーでは幅広い分野に向けて優秀な人材の派遣業務などを行っています。
特にエンジニア関連は、各分野で人手不足が起きていることもあり、UTテクノロジーを活用する企業が増えてきているのです。
では、UTテクノロジーでは具体的にどんな事業を行っていて、またどんな教育システムが構築されているのでしょうか?
今回はUTテクノロジーの詳細をご紹介していきます。
今後UTテクノロジーで働きたいと思っている、UTテクノロジーという会社に興味があるという方は、ぜひ参考にしてみてください。
Contents
1.エンジニアになれる?UTテクノロジーってどんな会社?
UTテクノロジーとは、ソフトウェアやハードウェアの開発・設計などを主に行っています。
第4次産業革命を牽引する企業を目指していて、そのエンジニアとして企業を支えることも可能です。
実際にUTテクノロジーではどのようなことを行っているのか、会社の内容について説明していきます。
■UTテクノロジーはモノづくりの高度化に貢献する企業
UTテクノロジーは、モノづくり分野に特化した人材サービスを行っているUTグループとなり、ソフトウェアやハードウェアの開発・設計を行っています。
2005年に創業して以降、1000社以上の取引実績があり、毎月500件以上の稼働実績もあります。
UTグループの中でも開発や設計の分野に特化しているため、多くのエンジニアが雇用していて、顧客企業からの開発業務の請負や受託などをメインに行っています。
他にも顧客企業に派遣されるなど、日本のモノづくりにおいて多く携わっているのが現状です。
そのため働くのはほとんどが正社員となり、その社員の成長を会社の成長につなげるという考えを重視しています。
また、働く社員は未経験でも基礎から学べるシステムを導入しているだけでなく、チームとして先輩社員から技術やノウハウを学べる環境にあり、資格取得支援制度なども用意されています。
モノづくりの高度化に貢献するために多くのキャリアを積める環境が整っているということになります。
■社会のニーズとして求められていく分野に注目
現在は、様々な研究によって技術イノベーションが生まれていますが、それらの多くの研究を合わせて発足したのがIoTを基盤にしたプロジェクトとなります。
UTテクノロジーでは、このIoTを基盤とする研究をいち早く取り入れていて、今後も多様化していくと予想されるモノのインターネットをはじめとした新しい産業革命に取り組んでいます。
現在多くの産業に関わっていますが、今後は生産技術やIoT、組み込み式ソフトウェアや機械設計など、モノづくりの根幹部分にフォーカスを当てて、さらなるニーズに応えられるようにしています。
■新しいモノを生み出せることを重視
現代はテクノロジーの進化によって、様々なことが可能となりましたが、その進化はまだまだ進み続けています。
誰かが何かを創造するところが進化のスタートとなり、そこに新しい発想が加わることが創造の原動力にもなります。
その創造において時代を先読みしていき、今後の社会において何が求められていくのか、まだ存在しないモノをどんな風に形にしていくのかという研究をしていきます。
新しいモノを生み出すことを重視し、それに対してのバックアップも怠らないという姿勢を持ち続けていることが分かります。
2.自動車から航空・宇宙まで!UTテクノロジーの具体的な事業を調べてみた
UTテクノロジーでは、ソフトウェアとハードウェアの開発・設計に加えて、自動車や半導体、通信機器や家電、医療や航空関連の請負や受託、派遣などを行っています。
大手メーカーや上場企業などと一緒にプロジェクトに取り組むなど、エンジニアとして先行く技術にもチャレンジできる機会が多くあります。
さらなるスキルの向上も可能なUTテクノロジーの事業内容についてご紹介します。
■UTテクノロジーのサービス分野
UTテクノロジーでは、主にこのようなサービス分野で活躍しています。
・機械設計
主に基本的な設計、部品設計、詳細設計、CAD製図、CAE解析、試験、評価
・組込ソフトウェア
仕様検討、基本設計、プログラミング、解析、評価、デバッグ
・生産技術
生産技術、プロセス試験、検査装置立上、保守
・業務アプリケーション開発
金融ソリューション、農業ソリューション、流通ソリューション
・テスト用プログラミング開発
半導体ウェーハテスト用プログラム開発、特性評価
・インフラ基盤構築、設計
IT基盤の設計、構築、システム運用、管理、ネットワークシステム管理
他にも電気、電子回路やIoTなどの分野にも取り組み、その範囲は自動車や半導体、情報通信から航空や宇宙に至るまで幅広い分野となります。
■プロジェクト事例
実際にUTテクノロジーで行っているプロジェクト事例をご紹介します。
【組込系ソフトウェア】
組込ソフトウェアでは、環境エネルギーシステムとしてハイブリットカー、燃料電池システム、モバイル通信機器としてスマートフォンや電子ブックリーダー、車載通信機として車載カメラやカーナビゲーションシステム、産業機械として人工衛星や産業ロボット、医療用機器として心電図やAEDなどのプロジェクトに関わっています。
【業務系ソフトウェア】
業務系ソフトウェアでは、通信業向けに携帯電話顧客管理システムや電子購買システム、医療・介護向けに医療事務や院内業務システム、製造業向けに資材調達や生産管理システム、金融業向けに年金管理や窓口業務システムなどを行っています。
【ハードウェア設計】
ハードウェア設計では、パワーエレクトロニクス分野においてスマートハウスや電気自動車などの自然エネルギー発電や、専用の電源装置設計を行っています。
また、モバイル通信機器では無線パケット通信機、航空宇宙関係の開発や設計といった宇宙開発に関する設計にも携わっています。
【IT基盤ソリューション】
IT基盤ソリューションではFTTHシステム、RFoGシステム、デジタルCATVシステムなどのネットワークやインフラシステムを中心に行っています。
3.新卒者や未経験者でもエンジニアになれる?独自の教育システムも!
UTテクノロジーでは、上記のようなサービス分野を取扱い、実際に多くのプロジェクトに関わることで、設計開発エンジニアとしての能力を高めていくことができます。
UTテクノロジーでエンジニアとして活躍する場合、どのようなことができるのでしょうか?
■UTテクノロジーのエンジニアとしての仕事内容
UTテクノロジーでは、エンジニアとして大きく分けて5つの仕事をします。
1.顧客の要望を聞き、商品やシステムについての企画や定義を定める
2.商品やシステムの基本的な設計を行う
3.詳細に合わせて設計図を作り、その通りに開発する
4.商品やシステムが作動するかテストを行い検証する
5.商品やシステムを使用する人の運用や保守を行う
このような流れでエンジニアは設計開発を行っていきますが、エンジニアはモノづくりのプロフェッショナルな立場となり、多くの産業において欠かせないものとなります。
■UTテクノロジー独自の教育システム
エンジニアは世界的に需要が高まっていて、自動車やロボット開発においても成長分野となっています。
社会的にも貢献できる職種ですが、エンジニアとして活躍するためには学ぶことも多くなります。
そのために、UTテクノロジーでは独自の教育システムを設けています。
このシステムはUT Advanced Career Center(UTACC)と呼ばれ、顧客のニーズに合わせた研修が可能です。
UTACCでは、エンジニアの基礎を学べるスタートアップ、キャリアアップがあり、これらの研修において知識とスキルが身につけられます。
基礎研修では、社会人教育からエンジニアの共通知識となる品質の知識などを学び、オフィスワークに欠かせないExcel研修も行います。
共同プログラミングや生産設計・機械設計研修などもあります。
その後アドバンス研修という形で、専門分野に配属されて学んでいくことになります。
キャリアアップ研修は、PLMソフトウェア研修で高度な技術者になるための研修を受講できます。
これらの教育システムはただ学ぶだけでなく、エンジニアによる直接指導が可能なため、講師達の経験からしっかりと実践力を身につけられます。
そのため、エンジニアとしてもスキルを磨けるだけでなく、大手メーカーや企業からも信頼を得る仕事に取り組むことができます。
キャリアアップの機会も多く、エンジニアとして様々な分野で活躍できるでしょう。
4.より上のエンジニアへ!一流企業とのプロジェクトの取り組みも!
UTテクノロジーの強みは幅広い産業分野の人材サービスに対応していることでしょう。
優秀なエンジニアを提供するためには人材を確保する必要があり、全国にある窓口を通じて多くのエンジニアと採用しています。
また、独自の研修体制を用意しており、さらに優秀な人材に育てることにも力を入れています。
優秀な人材に育てるために、一流企業とのパートナーシップを組んでいます。
■国内初の「Training Partner Program」契約
UTテクノロジーは2015年10月からシーメンス株式会社とパートナーシップを組んでいます。
シーメンス株式会社は米国テキサス州・プラノにあるシーメンスPLMソフトウェアの日本法人です。
優秀なPLM人材の輩出と、キャリアアップ支援を軸とした教育事業を行うために、国内で始めての「Training Partner Program」契約を締結させました。
■シーメンスPLMソフトウェアとは?
シーメンスPLMソフトウェアは、PLMとMOMのソフトウェアやシステムの提供を始め、関連サービスをグローバルに展開している企業です。
PLMとは製品ライフサイクル監理のことで、産業製品の企画から出荷後のユーザーサポートまで、製品を総合的に管理する手法のことです。
シーメントPLMソフトウェアではその管理手法を統合的にシステム化した製品を提供しています。
産業界は「Industrie4.0(IoT等による第4次産業改革」へと加速しており、日本市場ではPLM人材ニーズが高まっています。
高度な技術を持ち、即戦力となるエンジニアを育成する環境を整えるために、シーメンス株式会社との提携を結んだのです。
シーメンス株式会社はUTテクノロジー及びUTグループとのパートナーシップを光栄に思っているようです。
自社製品の活用する機会が増えることで、日本の産業のイノベーション実現と、競争力の強化に貢献できることに期待しています。
■具体的にどんな提携が行われるのか
PLMエンジニア育成の教育事業を推進するために、シーメンス社の製品を用いたトレーニングコースを用意しました。
主に使われるソフトウェアは「NX」、「Teamcenter」、「Tecnomatixポートフォリオ」の3つです。
・NX
三次元CDA・CAM・CAEシステムのソフトウェアです。
工業デザイン、設計、分析、製造、検査といった製品開発の工程を網羅する機能が備わり、機能間でデータ交換が必要ない総合的なシステムに構築されています。
・Teamcenter
製品ライフサイクルに関連する必要な情報をマネジメントできるソフトウェアです。
これを使うことで組織内の全ての人が必要な情報を利用できるようになり、製品開発から製造、販売、保守までのプロセスでスムーズな意思決定が可能となります。
・Tecnomatixポートフォリオ
製造をデジタル化することで、新しいアイデアや材料を製品に導入するための支援を実現化する、包括的なポートフォリオです。
このソフトウェア使用することで、製品・製造エンジニアリングや生産、サービスオペレーションを共有でき、生産効率を最大限に高めるイノベーションを実現できます。
5.UTテクノロジーについてのまとめ
今回はUTテクノロジーについて調べてみましたが、自動車や航空・宇宙など幅広い産業分野で人材サービスを提供する会社だと分かりました。
産業ではエンジニアが活躍しますが、優秀な人材を提供する企業となると新卒や未経験者には厳しい印象があります。
しかし、UTテクノロジーでは独自の教育システムを構築しているので、新卒や未経験者も優秀なエンジニアに育ち、産業界で活躍できるようです。
また、日本市場ではPLM人材が求められており、高度な技能を持ち、即戦力となる人材を育成する目的でシーメント社とのパートナーシップを結んでいました。