一般企業も「特定班」には注意しよう!
※地図・粘土は撮影用に制作したオリジナルのものです。
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近年は炎上と呼ばれるネットに挙がったニュースが多くの人に批判されることが多くなっています。そして炎上事件の多くは、事件に携わった人間の情報が特定され、本人や家族のみならず所属する企業にも大ダメージを与える世の中になっています。

今回は、炎上事件が特定すると特定班についてご紹介していきます。特定班がもたらす脅威の数々は恐ろしいものばかりです。特定班や会社の信頼度を気にする方はぜひご覧になってください。

特定班とは?

特定班とはネットにて炎上騒ぎが起きた事件に関わっていた人物を特定する人物のことを指します。ありとあらゆる手段を駆使して情報を探っていき、特定班は炎上に関わった人物の住所や電話番号、出身校といった様々な情報をあぶり出していきます。こうすることで、特定班はいじめをSNSに投稿した人や犯罪で捕まった人を制裁できると考えていることから、特定班の活動が行い続けられるのです。

特定班は特別な組織やグループといったわけではありません。あくまでも個人個人が対象人物の住所や電話番号をといった情報を特定します。

ただ、時には特定を行う人物が複数人協力し合うこともあります。世の中にある膨大な情報量から1人で情報の特定に至る内容を探し出すのが難しい場合もあるのです。そのような時に情報を持った複数人の特定班が協力することで、確定的な情報だとして特定につながってきます。

鬼女と呼ばれる人には注意

特定班の中でも特に強い勢力誇るのが鬼女(きじょ)と呼ばれる人たちです。鬼女とはかつてネットの匿名掲示板サイト「5ちゃんねる」の既婚女性板にて夫の愚痴や芸能人の噂話で盛り上がる人たちの総称でした。

しかし芸能人の噂を数々と引っ張ってくる情報収集能力の高さがいつのまにか、いじめの加害者やバカッターと呼ばれるTwitterに不適切な投稿を挙げた人の個人情報を特定するように変化していったのです。

そして鬼女は高い推察力も有しています。もしかしたらつながりがあるかもしれない…といった推察力を頼りに、関係しそうな情報も次々と目を通していきます。

そうした鬼女たちがこれまでにあぶり出してきたものには、タレントの木下優樹菜とスペインサッカー1部リーグSDエイバル所属の乾貴士選手との不倫疑惑、俳優の東出昌大と女優の唐田えりかとの不倫などがあります。どちらの件もSNSにて不倫を匂わせるものが投稿されていましたが、一般人であれば全く不倫しているのだとは気づかないような情報ばかりです。

鬼女のこうした操作能力の高さは日本のCIAとも呼ばれており、昨今はネットで炎上事件があればすぐに当事者の過去も現在の情報も発掘されてしまいます。また情報が鬼女に知られるだけではなく、鬼女は当事者に特定した情報を見せたり、SNSに拡散したりもするのです。

特定班の検索能力はもの凄い!特定の方法について

特定班の検索能力というのは探偵をも上回るほどのものとなっています。高い情報収集能力を持ち、これまでの特定では炎上事件発生1時間もしないうちに企業名の特定がされたこともあるほどです。

では、一体どうやって情報を検索していくのでしょうか?その方法は主にFacebookやTwitterなどのSNSを使った検索が多いようです。SNSに投稿された文や画像、動画の内容から対象人物の関係するアカウント情報や過去の書き込み内容などを辿って特定をしていきます。

画像や動画細かい部分までくまなく目を通しており、これまでにはアイドルの瞳に映る景色から住所を特定したケースもあるほどです。隅っこの方に写っている情報も逃すことなく、本人に関係してくる事実をどんどん発掘していきます。

ただ、炎上騒ぎを起こした人物というのはSNSの投稿内容を削除することも多いです。しかし特定班はそれよりも早くスクショによって投稿内容を画像記録に残してしまいます。鬼女になると本人に関係のある人物になりすまして知人から情報を聞き出すことも行うようです。

既に住所が特定されていると、「○○さんは確か○○辺りに住んでるよね?」といった確かな情報を使うことで信憑性を作り出し、まるで知人のようにどんな情報も手に入れられることが可能だと言うのです。このような手段で特定班及び鬼女は特定を行い制裁していきます。

特定班の捜査は時に、世論も動かすほどの影響を持っています。2015年デザイナーの佐野研二郎氏が手掛けた東京五輪のエンブレムに盗用疑惑が浮上した際、特定班のさらなる追求によってエンブレムを白紙撤回までに追い込むほどのものとなりました。

最初はエンブレムのみが指摘され「シンプルなデザインだから似ることもある」と擁護する人も多かったのですが、特定班は過去のデザインも多く引っ張り上げ多数の盗作疑惑が浮上したことで大会組織委員長はエンブレムを撤回したのです。

こうしたように、現在では特定が大きな問題にもつながってくる世の中となっています。世間では一般企業にも特定によって問題が起きるかもしれないと注意喚起を促しています。

企業も特定班に注意

SNSには、好きなことを何でも投稿できます。特定班によって露わになる個人情報は企業までが脅かされるものになっています。

最近ではバイトテロという炎上がいくつもありました。バイト中に冷蔵庫に入って遊ぶ姿を投稿したり、一度ゴミ箱に捨てた食材を拾って調理したりと、お遊びで投稿した本人のみならず、そのような従業員を抱え教育している企業も非難を浴びてしまいます。

一度世間に晒されてしまった情報というのは消え去ることはありません。特定班がいる世の中でもまた炎上が起きた際にもかつての炎上情報が信用を壊していきます。

特定班に情報を暴かれないためにも企業は悪影響を及ぼすような行為を従業員が行わないように教育することも必要になってくるでしょう。

不用意に企業情報を洩らさないための対策

企業側は従業員の1人ひとりにネットに情報を残すことの恐ろしさや教育しなければいけなせん。ネットリテラシーを持たない人材ばかりでは、いつ会社の信用に傷が入るか分かりません。

具体的な対策としては以下のものがあります。

個々のSNSを監視

企業のトップが個々のSNSを監視することで自社に関する内容がないかを確かめることが可能です。ただしこれは非常に手間のかかる作業です。

アカウントを見つけるまでに多くの時間を有してしまいます。

調査会社に依頼

アカウントを見つけるのが困難という場合は調査会社に依頼するのがおすすめです。調査会社は既存社員だけではなく退職者、さらには求職者の情報ですらキャッチできます。

十分な対策が取れるとともに負担軽減も可能です。

ネットリテラシーを教育する

ネットリテラシーの教育は監視同様に対策として効果的です。社内研修や勉強を用いてSNSの脅威を教えていきます。

加えて使用する際の注意に監視も行っていると言えば、SNSの使い方に気を付ける人が多くなるはずです。

このような方法で社員1人ひとりの不用意な行動を制限することができます。情報社会がもたらす脅威を教え、監視と共に企業の安全を守っていきましょう。

Learningと書いてある看板

炎上騒ぎによって多くの人が、もう世間に顔を出せないほどの影響を受けています。その理由となる特定は、特定班による高い捜査能力によって行われ、人を制裁するだけではなく、時には関係する人や企業の迷惑にもつながってきます。

炎上は多くの人からの信頼を失うだけではなく、信頼を取り戻せなくなるかもしれない大変危険なものです。ネットに出回ってしまった情報というのは、なかなか消すことはできません。そんな今だからこそ、ネットリテラシーを育む教育が必要になってきます。

特定班の脅威を感じないためにも、今後の教育や監視体制が安全を作っていくのです。