角弘という「モノづくり」企業!ガソリンスタンドから美容パックまで!?
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株式会社角弘とは?

 

株式会社角弘は18838月に設立された会社です。

創業から130年以上続いており、青森を中心に東北地方に密着して様々な事業を繰り広げています。

まずは、角弘の会社概要からご紹介しましょう。

 

 

【株式会社角弘の基本情報】

 

青森市新町に本社を構える会社で、建設やIT、石油、生活用品、美容グッズなど幅広い品目を手がけています。

 

明治時代に創業された会社なので、地元では大手にも負けない高い知名度と信頼を持つ会社です。

元々は津軽藩の家老で第59国立銀行の創設者でもある大道寺繁禎が、15人の資本家を募ったことで会社組織が発足されました。

 

この出来事は地方では例を見ないことでした。

当時の社名は「弘前農具会社」という名で、鋼鉄や農具、鋳物を中心とした近代農具関連商品の販売を行っています。

 

ものづくりの会社として発足された会社ですが、高品質な商品をより安く提供することをモットーに、時代や社会のニーズに合わせて事業の幅を広げています。

時代の変化にも柔軟に対応し、現在は建設から暮らしに関わる分野の商品・サービスを9つのグループ会社を通じて提供し、多様なニーズに応え続けています。

 

角弘は「ものづくり」の会社の精神を受け継ぎつつ、飛躍的な活動を成し遂げるために新規事業の参入にも力を入れています。

事業が広がると同時に拠点の数も増え、今では東北を中心に営業所や拠点を構えるまで成長しました。

また、時には世界にも発信できる先進的な商品も手掛けており、角弘のフィールドはますます広がっていくことでしょう。

 

角弘という社名には様々な思いや意味が含まれています。

どんな意味を含んでいるのか、社名の由来をご紹介しましょう。

 

 

【「角」に含まれる意味】

 

角弘には現時点で次の9つのグループ会社が存在します。

 

・情報処理事業の子会社

株式会社青森電子計算センター

株式会社ビジネスサービス

株式会社青森共同計算センター

 

・建築資材、製造加工事業の子会社

角弘エスアンドエー株式会社

角弘生コンクリート株式会社

畑中産業株式会社

 

・店舗、住宅設計施工、リフォーム事業の子会社

弘前工業株式会社

株式会社カクヒロ船場

 

・建設資材販売の子会社

八弘産業株式会社

 

これらのグループ会社を通じて多角経営をしており、その「角」が由来しています。

東北を中心に地域のエネルギーや建設、暮らしをサポートする事業で地元に貢献しており、またプロテオグリカンにより世界に向けた商品発信も展開しています。

 

長きに渡って多角化による安定した収入と顧客基盤を確立しており、地元から信頼されていることが分かります。

 

 

【「弘」に含まれる意味】

 

角弘の前進である弘前農具会社が弘前市で設立されていることが由来しています。

事業や拠点を広げている会社ですが、営業ネットワークは東北5県をメインにしています。

 

青森市民体育館や地元サッカーチームのパートナー、東北楽天ゴールデンイーグルスの協賛など、地域の関わりを重視して積極的に関与しています。

 

 

株式会社角弘の事業は幅広い

 

農具の販売を手掛けていた角弘ですが、現在手掛けている事業は実に多彩です。

主にどのような事業を行っているのか、事業内容をご紹介しましょう。

 

【建築資材・建設工事関連事業】

 

建築資材の製造や加工、販売、さらには店舗や住宅の建設工事請負といった事業を展開しています。

 

建築資材や製造加工に関わっているのは角弘エスアンドエーや角弘生コンクリート、畑中産業です。

 

鉄銅製品やアルミサッシ、生コンクリートなどの製品や資材の販売、それに関わる一連の事業を展開しています。

 

店舗の内装や住宅の設計施工、リフォームは弘前工業やカクヒロ船場を通じて行われています。

また、建設資材は八弘産業を通じて販売されています。

 

 

【情報処理事業】

 

青森電子計算センター、ビジネスサービス、青森共同計算センターを通じて、電算処理の受託やソフトウェア開発、機器販売事業を展開しています。

 

情報システムの調査から分析、開発、運用、保守を行うサービスや各メーカーのICT製品の販売を行っています。

 

ビジネスサービスでは青森県内でパソコンショップを運営しており、パソコンや周辺機器の診断や修理、システム開発、ホームページ作成、ドコモショップの運営などをしています。

第4次産業革命の到来がいよいよ現実のものとなりつつある現在、角弘は情報技術という観点からも顧客への価値提供を行っています。

システム開発やセキュリティ向上をその一つとして、他にもテレワークや沿革会議、RPAの導入など、「働き方改革」の推進に必要な技術や設備の提供も行っているのです。

 

【ガソリンスタンド事業】

ガソリンスタンドに関する事業は1926年に「ニューヨーク・スタンダード・ヴァキューム石油会社」の代理店になったことから始まっています。

1931年には青森県下代理店を引き受けており、弘前市大官町に2番目のガソリンスタンドを開設しました。

現在は東北に16箇所のガソリンスタンドを構えています。

 

 

【プロテオグリカン事業】

 

今、角弘が特に力を入れている事業はプロテオグリカンに関する事業でしょう。

プロテオグリカンとはたんぱく質と糖を結合させた成分の一つで、肌や軟骨を支えている細胞外マトリックスを形成しています。

 

美容面で注目されている成分で、角弘は研究所と専門ショップを展開しています。

プロテオグリカンを配合させた商品の販売に加え、地元企業の商品販売にも力をいれています。

 

最近ではプロテオグリカン入りのリンゴ酢やフェイスパックなど、女性に喜ばれる商品の開発や取り扱いを始めました。

 

専門ショップは青森だけではなく、秋田など店舗を拡大しています。

 

 

【農業資材販売業】

 

農業資材に関する販売業も続いています。

プロテオグリカン事業にも関わっていますが、「カルリン」という農薬資材を開発し販売しています。

 

カルリンはプロテオグリカンを製造する際に使用する食用酢から作られた資材で、植物の生育環境を整えるものです。

自然由来の資材なので安全性が高く、環境にも優しいものとなっています。

 

資源の有効活用と循環型社会を築くために開発され、プロテオグリカン研究所と無農薬のリンゴ栽培を成功させた『奇跡のリンゴ』で有名な木村秋則氏のタッグにより商品化を実現しました。

 

青森県特別栽培農産物で使われる資材と認証されており、水稲や果物、野菜など様々な農産物に活用されている実績を持ちます。

 

 

株式会社角弘が展開している拠点の一覧

 

株式会社角弘の本社は青森市にあります。

それだけではなく、いくつもの営業店や研究所、専門店、流通基地、燃料部門もあるので、ここでは株式会社角弘が展開している拠点についてご紹介しましょう。

 

 

【営業店】

 

営業店は、青森支店、弘前支店、八戸支店、大館支店、五所川原支店、仙台支店、むつ支店、十和田支店、秋田支店、盛岡支店、北上支店、久慈支店、能代支店、東北南支店、六ヶ所営業所、リフォームチーム、保険リース部があります。

 

 

【研究所】

 

株式会社角弘の研究所は、青森市内にあります。

この研究所では、プロテオグリカンに関する研究を行い、商品開発につなげているのです。

 

 

【専門店】

 

プロテオグリカンの専門店も株式会社角弘は展開しています。

ホテルや総合卸センター内にある店舗もあるので、様々な場所で見かけられるでしょう。

 

 

【燃料部門】

 

株式会社角弘の燃料部門は、青森燃料センター(青森燃料センター西部営業所、EneJet問屋町サービスステーション、ドトールコーヒーショップEneJet問屋町店、石江サービスステーション、浪館サービスステーション、青森南バイパスサービスステーション、セルフ荒川サービスステーション)、弘前燃料センター(弘前北サービスステーション、EneJet南大町サービスステーション、セルフ堅田サービスステーション、EneJet板柳サービスステーション、白神サービスステーション、松木平サービスステーション、黒石サービスステーション)、五所川原燃料センター(EneJet広田サービスステーション、鶴田サービスステーション、柏サービスステーション、千代町サービスステーション)となっています。

 

 

■ガソリンスタンドに美容グッズ?

 

株式会社角弘が運営しているガソリンスタンドでは、プロテオグリカンを配合した美容グッズが販売されています。

ガソリンスタンドと美容グッズは、なかなか結びつきませんが、どうして株式会社角弘はそのような販売方法を選択したのでしょうか?

続いては、ガソリンスタンドで美容グッズが販売されている理由についてご紹介していきます。

 

 

■株式会社角弘が手掛けている美容グッズとは?

株式会社角弘に事業と美容グッズは、関係性がいまいち分かりにくいという方もいるでしょう。

そのため、最初に株式会社角弘が手掛けている美容グッズとはどのようなものかを説明していきます。

 

株式会社角弘ではプロテオグリカンという肌の保湿効果を高めてくれる成分の研究を行っています。

これは、コラーゲンやヒアルロン酸、コンドロイチン酸と同じような健康素材として知られている成分です。

 

当初は、弘前大学が研究・開発したもので、1g当たり3,000万円とも言われていました。

しかし現在では、その量産化に成功し、化粧品や健康食品メーカーへの供給も行っています。

また、株式会社角弘でもプロテオグリカンを使用した化粧品や食品の製造・販売をしているため、確実に研究に成功しているということが分かります。

 

 

ガソリンスタンドで美容グッズを販売する理由

 

株式会社角弘が製造・販売している化粧品や食品は、ガソリンスタンドでも購入ができます。

株式会社角弘のガソリンスタンドは、小さな支店という位置付けになっているため、快適な空間作りを積極的に行っているのです。

 

その一環として美容グッズの販売も行われています。

また株式会社角弘のガソリンスタンドは、男女別のシャワー付きトイレも完備しているので、居心地の良い支店としての役割を担っているということが分かります。

 

 

株式会社角弘は、ガソリンスタンドを支店という位置付けにしているため、このようなサービスの提供も行っているのでしょう。

 

他にはない取り組みの1つなので、オリジナリティがある魅力的な事業だと言えます。

 

 

角弘の目指す先とは

 

株式会社角弘は、これまでに様々な事業を展開しながら大きく成長してきました。

設立当初は、劣悪な農機具を使用していた地元の人のサポートを行うために事業がスタートしました。

 

その時の理念である「よい商品を、より安く」は、136年経った今にも受け継がれています。

136年という長い間経営を続けきた中で世の中は様々な変化を遂げました。

その変化に対応できる経営戦略を考え、その都度対応してきた結果が今だということになるでしょう。

 

そして、時代に合ったニーズに応えていくという目的もあり、健康素材に関する研究もスタートしました。

 

その結果、量産ができるようになり、様々な商品に活用されています。

これも株式会社角弘の功績の1つです。

 

そんな株式会社角弘は、「100年先、さらにその先まで生き抜く体力を持ちたい。そのためにも新規事業に挑戦する」という思いを持つ社長がトップに立っているため、これからもさらなる進化を遂げていくのではないかと考えられます。

 

現在でも青森県内でトップクラスの会社として知られていますが、それ以上高みを目指しているということになります。

 

つまり、まだまだ伸びしろがある会社だということになるでしょう。

どうしてそこまで成長を望んでいるのかというと、成長をしなければ時代に取り残されてしまう可能性が高いからです。

 

これまで様々な事業に携わり、各方面で大きな成長を遂げてきた株式会社角弘だからこそ、さらなる高みを目指しているとも考えられます。

2017年には、経済産業省が選ぶ「地域未来牽引企業」にも認定されました。

これは、今までの取り組みが評価されたということでもあります。

 

そのため、これからも「地域未来牽引企業」の1つとして株式会社角弘は、青森県の経済をリードしていけるようなチャレンジをしていかなければいけないということになるでしょう。

 

これからどのように株式会社角弘が進化していくのか、非常に興味深いです。

今後の動向もぜひチェックしてみてください。

参考URL:
http://www.kakuhiro.co.jp/
http://recruit.kakuhiro.co.jp/entry/
https://www.kimura-no-hatake.jp/proteo/