産業用ロボットシステムメーカーの株式会社豊電子工業は、自動車メーカーにおいては70%のシェアを誇る企業です。
長きにわたってロボットシステムや配電制御システムの提案や提供をしており、ものづくりの現場を支えています。
最新のテクノロジーやロボットシステムに興味がある人にとって、魅力的な職場です。
そんな豊電子工業の評判や採用情報について知りたいという方もいるでしょう。
今回は、豊電子工業の会社概要や社員の口コミ評判、労働環境についてご紹介します。
Contents
豊電子工業とは?
まずは豊電子工業の会社概要や事業内容をご紹介します。
会社概要
社名:株式会社豊電子工業
創立:1964年7月1日
設立:1972年12月18日
資本金:4500万円
代表者:代表取締役社長盛田高史
従業員数:438人(2024年1月1日時点)
本社所在地:愛知県刈谷市一ツ木町5-12-9
豊電子工業は産業用ロボットシステムや配電制御システムを通じて、自動車メーカーを中心にものづくり産業を支えている企業です。
アルミ合金系のダイカストロボットシステムは、世界シェア70%を誇っており、国内外の多くの自動車メーカー・家電メーカーなどで採用されています。
また、トヨタ自動車からは「世界に類のない独自のロボット技術企業」と評価されており、技術開発賞を2回受賞しています。
長きにわたって独自の新技術や製品を開発し、世に送り出し続けている企業です。
事業内容
豊電子工業が手掛ける事業は、ロボットシステム事業と配電制御システム事業です。
ロボットシステム事業
お客様の要望に基づいて、産業用ロボットシステムの構想設計・製作・納入・メンテナンスまでワンストップで対応しています。
提案や提供ができるロボットシステムの分野・種類は豊富です。
◎加熱処理:レーザー焼入れ、高周波誘導加熱装置、加熱水蒸気・熱風加熱システム
◎IoT:工場IoTシステム、画像検査システム、バリ取りロボットシステム
◎ダイカスト:スプレーロボットシステム、取り出しロボットシステム、トレーサビリティ
システムDTY
導入後も定期的なメンテナンスや修理、部品販売など手厚いアフターフォローを用意しています。
また、安全かつ正確にロボットシステムが使えるように操作実習スクールも開講。
すでに6,000人以上の人に受講されています。
配電制御システム
公共施設やビル、アパート、工場などに向けて、電力供給設備を提供しています。
安全性・機能性を含めて品質向上に努めており、導入する環境に合わせて様々な配電制御システムの提案・提供が可能です。
主に提供しているシステムは以下のとおりです。
◎直流給電システム(マルチパワーシステム)
◎工場IoTシステム
◎各種FA制御システム(監視・制御システムや予知保全システム、合否判定システムなど)
◎高低圧受電設備・制御盤、計装盤
◎蓄電システム
豊電子工業で働く社員の口コミ評判
ネットでは、豊電子工業に関する様々な口コミを見ることができます。
ここで、実際の評判はどうなのか知るためにも、豊電子工業で働く社員の実際の口コミをピックアップしてご紹介します。
“生産設備業界としてはトップクラスに大きいため、様々な仕事が舞い込んでくる。
また、ロボットを使用した設備に携わるため、
なんだかんだ最先端技術ではある。”
引用元:https://en-hyouban.com/company/00002706484/kuchikomi/7048384/
長年、ロボットシステムを中心に生産設備を提供し続けている会社であり、知名度は抜群で、取引している企業の数は豊富です。
高齢化や人手不足が懸念される製造業を支える企業であるため、需要が高く、仕事には困らないと考えられます。
“常に新しい事にチャレンジしているイメージ。
特に製造業と言うのはこれから人手不足になる事が目に見えて判っているので、その問題を解決すべく、様々な企業から引き合いがくるようなかたち。
そのため、色んな企業の色んなライン、システムの開発に携わる事ができます。
常に変化、それに対応する能力を求められるので、そういった働き方が好きな方にはもってこいだと思います。”
引用元:https://en-hyouban.com/company/00002706484/kuchikomi/10580483/
豊電子工業は、新しいことにチャレンジし続けている企業と評判です。
人手不足の悩みを解決したい様々なものづくり企業から仕事がくるので、色々な生産ラインやシステム開発に携われることが魅力です。
柔軟な対応力が求められますが、幅広い経験を積める仕事がしたい人には適していると言えるでしょう。
“個人個人がやりがいを持って仕事を進めている、またそれを会社としても後押ししているのでやりがいを持って仕事に従事できる風土だと感じる。”
引用元:https://en-hyouban.com/company/00002706484/kuchikomi/4082587/
社内では、一人ひとりがやりがいを持ちながら仕事をしているそうです。
会社側は社員のチャレンジを後押しする社風なので、自己成長を促せる環境と言えるでしょう。
豊電子工業でできる仕事とは?
豊電子工業では、新卒や中途採用を募集しています。
就職するとどのような職種に就けるのか、採用情報を参考にご紹介しましょう。
IT技術職
ITに関する専門知識を活かしてシステムの構築や開発を担う職種です。
主に物流の自動化システムや画像認識システム、ディープラーニング、APIシステム、ロボットシステムの環境などの構築・開発を手掛けています。
この職種で働くためには、主にC#やPythonといった言語を使ったプログラミングスキルが求められます。
機械設計職
各種機械製品の開発・設計を行う職種で、顧客の工場ラインや物流施設などの自動化に貢献する仕事です。
生産ライン設備の機械装置や搬送装置、ロボットシステムのハンド設計、各種システムの構想設計などを担います。
制御技術職
各種電気制御システムの設計や構築を担う職種です。
制御盤の電子回路や生産ラインの電気制御の設計、産業用ロボットシステムに動作を教えるためのティーチングなどを手掛けています。
製造職
産業用ロボットや周辺設備の組付け作業や電気配線工事全般を手掛ける職種です。
自社工場内以外にも出張先の客先工場で作業を行うこともあります。
営業職
企業に向けて産業用ロボットシステムや周辺機器などの営業を行う職種です。
豊電子工業では、お客様の課題やニーズに合わせて最適なシステムを提案することを大切にしています。
主に営業をかける取引先は大手自動車関連企業です。
豊電子工業の労働環境はどう?
就職するにあたって、労働条件や環境がどうなっているのかチェックすることが大切です。
ここで、2024年10月時点の採用情報を参考に、豊電子工業の労働環境を見ていきましょう。
給与について
新卒の場合、初年度の月給例は22万円程度です。
2023年4月の支給実績は月給226,000円以上となっています。
中途採用の場合、経験や知識・スキルなどを考慮した上で給与が決まるようです。
月収に加えて、別途で以下の諸手当が支給されます。
◎通勤手当
◎残業手当
◎住宅手当:既婚者2万6,000円、独身者1万1,000円
◎子ども手当:1人5,000円、3人目以降は1人1万円
◎役職・資格手当
◎ロボットマイスター手当
また、昇給は年1回(4月)、賞与は年2回(7月・12月)です。
労働時間や休日休暇について
1日の勤務時間は8時30分~17時30分で、実働8時間です。
フレックスタイム制を導入しているので、子育てや介護などが必要な方は短時間勤務もできます。
週休2日制となっており、年間休日は119日程度です。
土日が休日となりますが、年2回ほど土曜出社となります。
その他にも、有給休暇をはじめ、GW休暇、夏季休暇、年末年始休暇、慶弔休暇、産前・産後休暇、育児休暇、介護休暇を取得することが可能です。
また、GWや夏季、年末年始は7~10日程度に連休を取得することもできます。
福利厚生について
豊電子工業が用意している福利厚生は以下のとおりです。
・各種社会保険(健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険)
・退職金制度
・選択制確定拠出年金制度
・財形貯蓄制度
・報奨金制度
・制服貸与
・社食
・独身寮
・ベネフィットステーション
・健康診断
・予防接種代会社補助あり
・サークル活動 など
社会保険や退職金などの基本的な制度はもちろん、経済的な負担を抑えられる社食・独身寮、プライベートでも活用できるベネフィットステーションといった福利厚生も用意しています。
まとめ
豊電子工業は、独自の技術や製品を開発しており、最先端の技術に触れることができる企業です。
産業用ロボットシステムの導入を通じて、自動車メーカーを中心にものづくりの現場を支え続けています。
社員の口コミによると、需要が絶えない分野であり、また様々なライン・システムに携われることが仕事の魅力であることがわかりました。
また、新しいことにチャレンジしやすい社風であると評判です。
ロボットや最先端技術に興味がある人や新しいことにチャレンジすることが好きな人は、豊電子工業の採用情報をチェックしてみてください。