道路や駅、ショッピングセンターやオフィスなど、あらゆる場所に自動販売機が設置されています。
手軽に飲み物を購入することができ、中にはパンやお菓子といった軽食を購入できる自動販売機もあります。
そんな自動販売機の運営管理を実施する事業が「自販機オペレーター業」です。
今回ご紹介する藤山雄一郎氏は、自販機オペレーター業のパイオニアとしても知られるナショナル・ベンディング株式会社の代表取締役社長を務める人物です。
この記事では、藤山雄一郎氏の経歴や携わっている事業について、自販機オペレーター業の動向などを解説していきます。
近年増えている福利厚生としての自販機設置や寄付型自動販売機についてもご紹介していくので、興味のある方は参考にしてみてください。
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Contents
藤山雄一郎氏の経歴や携わっている事業について
まずは、ナショナル・ベンディング株式会社の代表を務める藤山雄一郎氏の経歴をみていきましょう。
【藤山雄一郎氏の経歴】
藤山雄一郎氏の最終学歴は、アメリカのコネチカット州にあるポスト大学経営管理学部です。
ポスト大学は1890年に創立した歴史のある大学で、メリデン・ウォーターベリー・ダンベリーと3箇所ものキャンパスが存在しています。
アメリカの歴史ある街並みの中にキャンパスがあり、周囲は緑に囲まれています。
ボストンやニューヨークへも電車でアクセスすることが可能なので、恵まれた環境と言えます。
そんな中で藤山雄一郎氏は経営について学び、現在の事業に役立てていると考えられます。
大学を卒業した後は、ナショナル・ベンディング株式会社にて常務取締役として業務に携わり、今では代表取締役社長として企業を支えています。
【ナショナル・ベンディング株式会社について】
藤山雄一郎氏が展開しているナショナル・ベンディング株式会社についてご紹介していきます。
ナショナル・ベンディングは自販機オペレーター業を中心に、コインランドリー事業の経営、コインランドリー事業開業サポート、コスメティック事業など、幅広い事業を展開している企業です。
中でも自販機オペレーター業は業界のパイオニアとしての責任を持ち、地球規模の環境保全を考えたビジネスを展開しています。
会社概要は以下の通りです。
会社名 ナショナル・ベンディング株式会社
資本金 5,000万円
従業員数 350人
電話受付時間 9:00~17:00(土日祝日を除く)
事業所数 38箇所
事業所は東京をはじめ、神奈川県や千葉県、茨城県といった関東エリアの他、岩手や福島、山形といった東北地方、大阪や兵庫などの関西エリアなど、全国様々なエリアに事業所を構えています。
藤山雄一郎が展開するナショナル・ベンディングの自販機オペレーター業とは
自販機オペレーター業は、自動販売機の運営管理を実施する事業です。
自動販売機の設置場所を開拓する他、設置や商品の補修、メンテナンスや売上金の回収、空き容器の回収などが主な事業内容です。
業界の動向や課題をみていきましょう。
【自販機オペレーター業の動向】
街を歩けば様々な場所で自動販売機を見かけることがありますが、普及台数を見ると2021年末の時点で約270万台 もの自動販売機が設置されています。
用途別にみると、飲料用の自動販売機が8割を占めており、その次に多いのが日用品雑貨用の自動販売機です。
しかし、生産動向を見ると減少傾向にあり、ピーク時となる2012年には約33万台もの自動販売機が生産されていましたが、2021年には約16万代と半分程度減少しています。
そんな中でも生産台数が増えているのは、食品や日用品などを販売する自販機です。
コロナウィルスの感染拡大が影響しており、飲食店に行かずともお店と同じ味や質の高い食材を自動販売機で購入できるとして人気となっています。
感染拡大が落ち着いた現在でも、その人気は衰えていません。
【自販機オペレーター業の課題とは】
自販機オペレーター業が抱えている課題として労働環境問題があります。
商品を運搬するために中・大型車両を長時間運転し、商品や売上金の回収のために担当エリアを巡回します。
その際には、メンテナンスや併設しているゴミ箱をチェックして空き容器を回収する作業もあり、精神的・肉体的にも辛い仕事だと言えます。
自動販売機は外に設置されているケースも多く、天候に関係なく巡回しなくてはいけないため、暑さや雨、雪など関係なく仕事を続けなければいけません。
特に暑い夏の日には冷たい飲料水が多く売れるため、補充作業も頻繁に行う必要があります。
タイトなスケジュールの中で決められたルートを巡回するのは、非常に体力のいる仕事です。
こうした労働環境によって、自販機オペレーター業にマイナスなイメージを持つ方も一定数いるため、人材不足で悩む企業も存在します。
【ナショナル・ベンディングの強み】
自販機オペ―レーターに対して、辛い仕事、体力がいる仕事だと考える方もいます。
しかし、ナショナル・ベンディングはそんなマイナスなイメージを払拭するような事業運営をしている点が大きな強みです。
1つ目は、自販機の設置場所です。
ナショナル・ベンディングでは創業以来、企業や施設、諸官庁を主体として施設内での自動販売機設置を続けている企業です。
そのため、外ではなく室内に自動販売機があるため、季節や天候に関係なく、仕事がしやすい点が魅力です。
カップ自販機も取り扱っているため、重い物を運ばずに管理できる点も魅力です。
また、巡回作業は基本1人で実施しますが、運転する車は2tトラック以外にもハイエースやワゴン車を使用するため、トラックの運転に不安を抱えている方でも安心できます。
1日あたり15件~25件ほどの商品補充作業を実施しますが、休憩時間は自分で調整できるため、自分がやりやすいように巡回して効率良く作業を進められます。
就業時間は8:30~17:30となっており、土日祝日が基本的に休みとなるため、家族や子どもとの時間も確保でき、プライベートとの両立がしやすい環境だと言えます。
福利厚生として自販機を設置する企業が増加している
自動販売機の設置台数は減少傾向にありますが、近年では福利厚生の一環としてオフィスに自動販売機を設置する企業が増加しています。
福利厚生として自販機を設置すれば、下記のようなメリットがあります。
・いつでも購入できる
・飲料だけではなく軽食やお菓子も購入できる
・福利厚生価格で購入できる
・備蓄として使える
福利厚生として売店を設置する企業も存在しますが、売店は営業時間が定められているため、早い時間帯や遅い時間帯には購入できません。
しかし、自動販売機であれば24時間商品を購入できるため、時間帯を気にせず欲しい時に利用できます。
飲料以外にもお菓子やパンといった軽食を取り扱う自販機もあるため、栄養補給や休息時に購入し、食べられる点も魅力となっています。
また、福利厚生として設置する自販機は、街中にある自販機よりも価格が抑えられています。
数十円程度の差ですが、毎日購入する場合やコンビニを利用する場合と比較すると、節約が可能です。
備蓄としても使えるアイテムです。
自然災害によって従業員だけではなく、近隣住民の避難所として企業が使われるケースもあります。
いつ何時災害が発生するかはわからないため、企業は食品や飲料を備蓄しておく必要がありますが、自販機があれば大きな助けとなるはずです。
企業側にとって様々なメリットがあるため、福利厚生として導入する企業が増えているのです。
まとめ
今回は、ナショナル・ベンディング株式会社の代表取締役社長、藤山雄一郎氏の経歴や自販機オペレーター業の動向についてご紹介してきました。
自動販売機の設置台数は減少傾向にありますが、食品や日用品を販売する自販機の生産台数は増加傾向にあります。
福利厚生として自販機を設置する企業も増えているため、オフィスや工場内に自販機の設置を検討しているなら、一度ナショナル・ベンディングに相談してみましょう。
紙コップ式自販機をはじめ、ペットボトル式自販機、食品用の自販機など、様々な種類の自販機が用意されています。
売上の一部を障害者支援として寄付する寄付型ラッピング自販機も提供しているので、福利厚生だけではなく社会貢献につながる自販機の設置も可能です。