
かんぽ生命保険は、従業員や顧客からの評判が高いと言われている保険会社の1つです。
今回は、評判が高いと言われる理由を口コミ、従業員の働きやすさ、かんぽ生命保険が提供するサービスの質から検証していきます。
転職や保険への加入を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。
Contents
かんぽ生命保険の口コミで評判をチェック!
まずは、かんぽ生命保険の評判を口コミでチェックしていきましょう。
“家賃手当は公務員程度、通勤手当は満額支給で、周りには新幹線通勤もいる。ただ、会社都合の転勤などがあった場合のみ。この会社で一番の魅力は休みが取りやすいこと。一番驚いたのは、先輩が子どもの発表会が今日あるからちょっと帰りますと上司に伝えていたとき。そんなことが可能なほど休みは取りやすい。”
引用元:https://en-hyouban.com/company/10095805356/kuchikomi/10945084/
後ほど詳しくご紹介しますが、かんぽ生命保険は有給取得率が高く、融通も利くという特徴があります。
口コミにあるように、当日にも早退できるという柔軟性は、かんぽ生命保険ならではのポイントと言えるでしょう。
また、休みが取りやすいことで、プライベートを充実させたり、適度に休息が取れたりするため、働く意欲も向上しやすいと考えられます。
なお、家賃手当支給や通勤手当満額支給、新幹線通勤との記載もありますが、採用サイトでは「通勤・住居・扶養などの諸手当が条件により別途支給されます。」との記載があるため、すべてが認められる訳ではないと考えられます。
参考:https://www.jp-life.japanpost.jp/recruit/consultant/recruitment/
“有給取得が義務付けられており、自分のタイミングで取得しやすい。
フレックスや休日振替など自分で勤務体制をコントロールできる。
客仕事なので先方の都合で祝日の出勤が必要になれば時間単位で出勤することもできる。手当も支給される。”
引用元:https://en-hyouban.com/company/10095805356/kuchikomi/10996963/
勤務体制について裁量があるのもかんぽ生命保険の魅力でしょう。
もちろん、お客さまに合わせた勤務体制にはなりますが、時間単位での出勤も可能ということで、ライフワークバランスの取りやすさは抜群と言えます。
さらに、休みの日の出勤においても、しっかりと手当が支給されるため、モチベーションの維持や向上にもつながりそうです。
かんぽ生命保険はエンゲージメントが高い?
口コミからも分かる通り、かんぽ生命保険は、エンゲージメントが高い企業というイメージを持っている方は多いのではないでしょうか。
ビジネスにおけるエンゲージメントには、従業員が「企業に貢献したいと積極的に取り組もうとする心」といった意味があり、時には愛社精神を指すこともあります。
では、なぜかんぽ生命保険はエンゲージメントが高いのでしょうか。
それは、かんぽ生命保険の働きやすさにあるのかもしれません。
かんぽ生命保険の基本給や福利厚生、離職率などをそれぞれチェックし、本当に働きやすい職場であるかどうかを見極めてみましょう。(※2025新卒向け募集要項より抜粋)
【基本給】
かんぽ生命保険の従業員とひと口に言っても、総合職なのかエリア基幹職(保険コンサルタントコース、企画管理・法人営業コース)なのかで基本給は変わってきます。
総合職の基本給は、修士了の場合242,200円~271,260円、大学卒の場合234,200円~262,300円です。
エリア基幹職(保険コンサルタントコース、企画管理・法人営業コース)の基本給は、修士了の場合208,100円~233,070円、大学卒の場合206,100円~230,830円です。
エリア基幹職(保険コンサルタントコース、企画管理・法人営業コース)では、短大や高専、専門卒も採用しており、基本給は203,400円~229,820円となっています。
【福利厚生】
社会保険完備なのはもちろん、育児や介護のための制度も充実しています。
3歳まで育児休業を利用できるだけでなく、育児部分休業制度も整備されています。
さらに、子どもの看護が必要な場合は5日、子ども2人以上の場合は10日まで看護休暇を取得できるのもポイントです。
さらに、かんぽ生命保険ならではの育児支援サービスも充実しています。
月極保育補助をはじめとして、一時保育補助やファミリーサポートセンター補助も用意されているのです。
ちなみに、育児休業取得率は100%、育児休業復職率は98.2%と非常に高くなっています。
そして介護休業は通算183日、介護部分休業は3年間、介護休暇は5日まで取得可能です。
介護休暇に関しては、要介護者が2人以上いる場合、10日まで取得できます。
育児や介護に関する福利厚生以外にも、退職金、財形貯蓄制度、保険払込団体、社員持株会といった制度があります。
社宅も完備されており、独身用、世帯用それぞれ入居要件を満たしていれば、格安で住まいを確保できるという点も魅力です。
【残業】
かんぽ生命保険の平均残業時間は、月20時間程度となっています。
仮に残業が20時間としても、1日約1時間という計算になります。
1日1時間程度の残業であれば、ライフワークバランスもとりやすく、体に疲れを残すことなく次の日を迎えられるでしょう。
【有給休暇】
かんぽ生命保険の有給休暇取得率は、96.0%です。
ちなみに、厚生労働省の令和5年就労条件総合調査によると、有給休暇の平均取得率は62.1%となっています。
平均取得率と比較しても、かなりしっかり取得できる企業であることが分かります。
かんぽ生命保険では1時間単位で有給を取ることも可能なので、通院やこまごました用事なども片付けやすいでしょう。
【手当】
手当には、営業手当、扶養手当、通勤手当、住宅手当、超過勤務手当などが挙げられます。
住宅手当が支給されるため、社宅を利用しなくてもお得に住まいを借りられるのがポイントです。
勤務実績に応じて手当が支給されることもあります。
【離職率】
かんぽ生命保険の2023年度の離職率は4.5%です。
厚生労働省の令和4年雇用動向調査結果によると、日本企業の平均離職率が1.5%となっています。
保険業の離職率は元々低いとされていますが、かんぽ生命保険の離職率はその中でもさらに低いと言われています。
やはり、ご紹介してきた給与や待遇などがライフワークバランスのとりやすさに直結している可能性が高いでしょう。
エンゲージメントが高いとサービスの質も変わってくる
実は、エンゲージメントの高さは、かんぽ生命保険の利用を検討している方もチェックしておくべきポイントと言えます。
理由は、エンゲージメントが高いとサービスの質も大きく変わってくるからです。
社員がライフワークバランスを取れれば、プライベートの充実によって心に余裕が生まれたり、十分に休息を取れたりするため、よりお客さまに寄り添ったサービスの提供が期待できるのです。
かんぽ生命保険で特に人気なのは、学資保険、終身保険です。
それぞれどのような特徴があるのかを簡単にご紹介します。
【学資保険】
契約者が万一死亡した場合、その後は保険料を支払わなくても学資金を満額受け取れます。
かんぽ生命保険の学資保険は、学資金を受け取るタイミングを選べるのが特徴です。
大学入学時だけでなく、小・中・高・大学入学時に受け取れるプランや、大学入学時と在学中に受け取れるプランなどが用意されています。
さらに、出産予定日140日前から加入できる出生前加入制度を利用すれば、月々の支払いの負担を減らすことも可能です。
【終身保険】
豊富なプランから自分に合った保障を選べるのが特徴です。
定額型はもちろん、働き盛り時の保障を老後の2倍、5倍にできる「ばらんす型2倍」「ばらんす型5倍」や生存保険金が受け取れる「おたのしみ型」などがあります。
中には、保険料を一括で払い込むだけで一生涯の保障を確保できるプランもあります。
【サービスの質が高いと保険料も高くなるのか】
しかし、どれだけサービスの質が高くても、保険料が高ければ契約に踏み切りづらいです。
保険料は、プランや年齢、性別、契約日などによって異なるため、他社との比較が難しくなります。
保険料が同じでも、保障内容が異なれば、正確に比較することができません。
ただかんぽ生命保険には、100年以上の実績があること、全国約2万局以上の郵便局を通じて全国どこでも手続きや相談ができること、シンプルで分かりやすい商品が豊富であることなど、他社にはない強みが多くあります。
かんぽ生命の保険料で加入を悩んでいる場合は、保障内容はもちろん、サポートの手厚さなどにも注目して検討するのがおすすめです。
手法や手口が巧妙化する金融犯罪に注意!
近年、金融犯罪の手法や手口が巧妙化していることから、金融犯罪に巻き込まれる方が増えています。
事例の中には、郵便局やかんぽ生命保険の従業員を名乗ったり、委託された会社を装って勧誘を行ったりするというものもあります。
かんぽ生命保険は、「加入が法律で義務付けられた」「先進医療の保障を受けるためには保険商品への加入が必要」といった勧誘は行っていません。
上記のような勧誘に加え、金銭の要求や保険証券などを取得しようとする動きが見られた場合は注意が必要です。
こういった注意喚起は、実際にかんぽ生命保険も行っているため、気になる方は詳しくチェックしてみてください。
かんぽ生命保険はエンゲージメントが高く質の高いサービスが受けられる!
今回は、かんぽ生命保険の評判について、口コミや働きやすさ、サービスの品質から検証してきました。
基本給はもちろん、手厚い福利厚生、残業時間や有給取得率など、魅力的なポイントが多いことから、エンゲージメントが高いこと、評判がよいことにも納得できた方が多いのではないでしょうか。
従業員満足度が高いと、必然的にサービスの質も高まると言われています。
今回ご紹介した内容を参考にしながら、転職や保険への加入を検討してみてください。