「日本の社長の平均年齢は60.3歳」
2022年3月、帝国データバンクがこんな調査結果を公表しました。
社長の平均年齢は1990年から31年連続で過去最高を更新中で、年代別の割合で最多だったのは「50代」の27.6%。続いて多かったのは「60代」(26.9%)、「70代」(20.2%)で、「40代」は17.2%、「30代」は3.2%しかいません。
40代以下の社長がいかに少ないかが分かりますが、30代前半から複数の企業の社長を務め、40代になった現在も確固たる業績を上げている経営者の一人が吉川元宏氏という人物です。
この記事では、吉川元宏氏がどんな経歴と実績の持ち主なのか、詳しく調べてみました。
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吉川元宏氏のプロフィール
吉川元宏氏は、居酒屋などをチェーン展開する株式会社海帆などの社長です。早速、プロフィールを見てみましょう。
1977年6月17日生まれ
2000年4月 株式会社富士オイル入社(コスモ石油マーケティング株式会社特約店)
2003年4月 株式会社クリスタル入社
2009年8月 株式会社ペガソス・エレクトラ代表取締役
2014年9月 株式会社コスモアールエス代表取締役
2020年4月 株式会社ペガサス代表取締役
2021年4月 五洋インテックス代表取締役
2022年8月 株式会社海帆代表取締役
吉川元宏氏が初めて代表取締役になったのは32歳のときでした。以来、一度聞いただけでは覚えきれないほどの企業のトップを務めています。
再生可能エネルギーやインテリア、飲食店と業種も幅広く、経営者としての手腕がいかに優れているか、プロフィールを見れば一目瞭然です。
株式会社海帆は東証グロース上場企業
さらに、吉川元宏氏は単なる企業経営者ではありません。
東京証券取引所などを運営する日本取引所グループによると、国内の上場会社数は3,851社(2022年12月1日現在)。全国には420万社を超える法人がありますが、社会的信用度の高い上場会社の割合は0.1%に満たないのです。
発祥の地・名古屋などの東海圏を中心に九州、関東、関西で店舗を持つ株式会社海帆は、2003年の創業からわずか12年後の2015年、東証マザーズ市場(現・東証グロース市場)に上場しています。
株式会社海帆が展開するブランド
株式会社海帆の企業理念は「幸せな食文化の創造」です。展開するブランドも、新しい食文
化の情勢を通した地域の活性化や人の幸せにつながるコンセプトを大切にしています。
新時代
一度食べたらクセになる、日本一のパリモチ鶏皮串「伝串」と幅広いメニューがとにかく安くて旨いお店です。
昭和食堂
元祖!昭和ノスタルジー!どこか落ち着く、戻りたくなる懐かしい雰囲気がここにあります。
えびすや
親しみやすく楽しくなるザ・居酒屋な雰囲気。店内は活気に溢れ自然と笑顔のえびす顔に♪名古屋名物も是非ご堪能ください。
うるる
新鮮な魚介や全国のうまいもんを多数取り揃え、和の香り漂う大人の空間でお出迎え!
BABY FACE PLANET`S
バリ島独特の雰囲気と温かみを、リゾートにいるようなリラックス空間で演出いたします。3,000以上のメニュー!「手作り感」を大切にランチから各種パーティーにもご利用いただけます。
治郎丸
高級立ち食い焼肉の治郎丸。メニューは日替わりです。30円~極上のお肉をご用意しております。実際にご来店していただき、その目と舌でお確かめください。その日の最上の部位をご用意してお待ちしております!
葵屋
和の落ち着きとスタイリッシュな雰囲気を併せ持つ、粋な店内!プライベートなシーンにお薦めできる、落ち着いた雰囲気はお客様だけの空間になります!
しんぱち食堂
産地を吟味した20種類を超える焼き魚のメニューに加え、お米、味噌汁、お漬物にこだわり、低価格でご提供しております。江戸時代のめし屋をイメージした店内で和定食をお楽しみください。
参考:ブランド一覧 - 株式会社 海帆 (kaihan.jp)
利用客の評判・口コミは?
株式会社海帆が展開するブランドはどれも個性的で洗練されていますが、利用客の評判・口コミはどうなのでしょうか?
大好きで、会社の同僚や家族とよく利用させていただいています。串焼きや野菜、昔懐かしのナポリタンなど美味しくて魅力的なメニューがたくさんあります!
昭和を思い出せる温かみのある居酒屋さんです。メニューも豊富で活気もあり時間を忘れさせてもらえる雰囲気で一人でも入りやすい。値段も手頃で穴場的居酒屋さんです(^o^)
また、行きたいなー、やっぱり昭和の時代っていうのは懐かしい限りです。飲みながら、昭和時代の曲を聞くのは安心できます。壁の昭和時代のポスターを見ると思い出すね。
参考:口コミ:海帆 新時代 名駅西口椿町店(愛知県名古屋市中村区椿町/飲食) - Yahoo!ロコ
店内の雰囲気やサービス、料理の味など、すべてにおいて満足している利用客が多いことが分かります。
早くも業績を上げている吉川元宏氏
吉川元宏氏は2022年3月、株式会社海帆の社外取締役に迎えられました。
新型コロナウイルスの影響で全国の飲食店が苦境に立たされた中、債務超過に陥った株式会社海帆の危機を救ったのが吉川元宏氏です。
第三者割当増資分で10億円分の新株を引き受けたことで筆頭株主となり、6月に取締役、7月には代表取締役副社長に就任。アフターコロナを見据えた株式会社海帆の事業拡大に貢献してきました。
株式会社海帆と吉川元宏氏については資金繰りや経歴などをめぐるスキャンダルがインターネット上でささやかれました。しかし、スキャンダルが事実であることを裏付ける証拠は一切確認されていません。
そもそも、上場会社はコンプライアンスや財務基盤などに関する厳しい審査をパスしなければならないため、そうした情報はすべて憶測・誤解に過ぎないと言えるでしょう。
再生可能エネルギー事業に進出
吉川元宏氏の社長就任から2カ月余りが経った2022年10月21日、株式会社海帆は100%出資の子会社、KAIHAN ENERGY JAPAN合同会社を設立し、再生可能エネルギー資源を利用した発電所の開発、発電および売電に乗り出しました。
株式会社海帆は、現代社会で問題視されているフードロスを再利用したバイオマス発電事業や太陽光発電事業などを通し、サスティナブルな社会の実現に貢献する方針を掲げています。
また、1カ月後の11月21日には、KAIHAN ENERGY JAPAN合同会社が太陽光発電事業をおこなう株式会社メタエネルギーに事業資金3億円を貸し付けたことを発表。吉川元宏氏は再生可能エネルギー事業を手掛けている株式会社ペガソス・エレクトラの事業経験を活かし、太陽光発電事業への参入を本格化させようとしています。
株式会社海帆のアグレッシブな事業拡大は、異なる事業を組み合わせて大きなシナジー効果を生み出せる吉川元宏氏だからこそ成し得ることができたと言えるでしょう。
2023年1月には増資も
株式会社海帆は2023年1月5日の臨時株主総会の承認を経て、資本金を10億円に増額しました。
経営基盤がさらに強固になるだけでなく、新分野を含めた事業拡大の選択肢も広がることが期待されています。
まとめ
吉川元宏氏の人物像は、インターネット上でもあまり公開されていません。しかし、まだ45歳という若さながら、優れた着眼に基づく経営手腕を発揮しています。
人々の幸せを目指す株式会社海帆の企業理念などを見ても、吉川元宏氏は事業を通した社会貢献を重視している人物であることがうかがえます。
次代を担う企業家・吉川元宏氏がどんな活躍を見せてくれるのか、ぜひ注目したいですね。